吉野紅葉旅ラスト。
今回、紅葉を楽しみにして来た吉野山で、
実は一番心に残った場所がここ。
金峯神社の一の鳥居から続く、参道の両脇です。
↑赤い丸部分より上へは入れない(登れない)ため、
遠目に覗いただけですが・・
グランドキャニオンとか凄く好きなので、
荒野感あふれる景色に魅了されまくり。
西日に照らされて輝く姿が、とても心に残りました。
では、予定通り16時に下山開始。
・・の前に、
閼伽井様、再び!
前回の御礼参りを兼ねての吉野旅でしたが、
やっぱ遠いわー(笑)
ここまで、名古屋から3時間&徒歩で登り2時間。
計5時間かかってようやくの再会です。
ようやくお会いできました。
光の速さで願いを叶えて下さって、本当にありがとうございました。
これは帰りの光景。
西日が、木々の間から閼伽井さんをスポットライト的に照らしており、
後光のように輝いていました。
思わず、キレーーーと声が出てしまった。
隣にある木もまるで剣のようで。
そして、変わらず美しい閼伽井さん。
帰り際にこんな風景を見せて下さって、
ありがとうございます。
また来年、会いにきますね。
なお、帰りの電車は18時頃発。
ここから吉野駅まで徒歩で1時間50分ほどあるので、16時がタイムリミット。
そろそろ日も暮れます。
黄金色に輝く木々。
だーれもいないし、何の音もしない。
夕陽に赤く染まる山道をひたすら下る。
ああ、本当に来てよかった。
そうそう。
道中とても不思議だったのが、桜時期でもないのに、
ほんのりと桜みたいな香りがずーっと漂っていたこと。
これだけ桜の木があると、花咲いてなくても香るんですかね?
春は桜でピンクに染まった山々が、
今は燃えるような赤。
優しくて甘い香りに包まれながらの、秋の吉野山散策。
ゆったりと時間は流れ、
夕暮れ時ともなると、山道を歩いているのは自分だけ。
なんて贅沢な時間を過ごしているのだろうと、
幸せな気持ちでいっぱいになりました。
大好きな吉野山。
また来年ね。
・・って、夕焼けの美しさに見惚れながらも黙々と歩いていたら、
日没後の景色が一瞬でモノクロに変わり始めたよ。
まだ16:50なんですけど。
まぁ下るだけだし、山と言ってもお店だってあるし、
地元の人だっているわけだし、
日が暮れてもある程度平気よね?って思って歩いてたら・・
下って1時間でこの光景。
人、いませんがな。
そういえば何も考えてなかったけど、
桜の時期に比べたら当然ながら日没早かったわ。
オフシーズンでお客さんも少ないから、
店じまいも早いわ。
ここまで、
犬の散歩や落ち葉掃除の地元の人に2回出会っただけで、
山道、ほぼ無人・・。
街灯なかったらキツかった。
17:20。
金峯山寺のライトアップと、ようやく見かけた観光客の姿に安堵。
17:30。あたりはすでに闇。
暗闇の七曲り。
カメラの特性でライトが明るめに写ってるだけで、
ほんとは、かなーり暗かったです。
すっかり忘れてたけど、
そうだ。
ここ、山だった。
日が落ちたら真っ暗になるんだった。
ところどころ立ってる街灯があるから歩けるものの、
ほぼ闇ですし(笑)。
まーでも闇夜の七曲坂ってのも早々経験するものでなし、
いっそ楽しみましょうと足取り軽く下る。
あ、七曲りの最後は、幣掛神社前から鋭角に曲がって駅方面へ下りるのですが
その場所は昼間ならまだしも、日没後は見落とす確率高いです。
ここ歩くの4回目だから闇夜でもちゃんと分かったけど、
初めてだったら間違いなく迷ってたとおもう。
秋冬に奥千本から下るなら、やっぱ15時には出なきゃね。
あたたかい車内でほっと一息。
念願のごま豆腐も買えて、
幸せだった一日の余韻に浸りつつ、
帰路につきました。
桜咲き誇る春の日に、また。