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水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

神坐日向神社(再) <奈良県桜井市三輪>

2019-03-06 | ├ 奈良(ひとり旅)

 

三輪山麓つづき。

大神神社境外の磐座を訪ねる前に、
まずは大好きな神坐日向神社へ。
(※こちらには辺津磐座はありません)

 

 

 

 

天皇社を出てすぐ、
大神神社末社の
成願稲荷神社
に行き当たりました。

御祭神:宇迦御魂神

大神神社の神宮寺の一つである浄願寺の鎮守祠として、
1290年に創祀されたと伝わります。
お稲荷さんなので、個人的に外観のみ。

 

 

そしてほんの数分で参道にとうちゃく。

 

 

 

境内手前、左側のお宅が神主さん宅だそうです。

 

 

神坐日向神社(再訪)

大神神社の境外摂社で、式内社。
三輪城のあった場所に鎮座しています。

 

 

参道を歩きながら、なんだか明るい気がするなぁ・・と
思ってたけど、やっぱりほんとに明るくなってる。

周囲を囲んでいた木々がかなり伐採されていて、
以前に比べ、境内がスッキリしていました。

 

 

 

 

御祭神:櫛御方命、飯肩巣見命、建甕槌命

 

 

櫛御方命は、大神神社御祭神の大物主命の御子神。

飯肩巣見命は、その櫛御方命の御子神で、
建甕槌命は飯肩巣見命の御子神。

 

 

大物主命(父)-櫛御方命(子)-飯肩巣見命(孫)-建甕槌命(ひ孫)。

あるいは、大物主命-事代主命-櫛御方命(天日方奇日方命)ともされます。

その次に来るのが太田田禰子命で、いわゆる三輪氏祖。
後裔が大神神社社家(高宮氏)となり現在に至る。

 

 

現在、三輪山頂には「高宮神社」が鎮座していますが、
神坐日向神社はその里宮なのだとか。

さらに興味深いことに、山頂の「高宮神社」は、
明治になるまで神坐日向神社という名だったと言います。
逆に、現在の神坐日向神社が、「高宮社」という名だった。

要するに、
御祭神はそのままで、
誤って両社の名前だけが入れ替わって登録されてしまったらしいんですね。

明治18年に大神神社から内務省へ、「高宮神社」と「神坐日向神社」の名が
誤って入れ替わっている件について訂正の申し出をしたそうですが、
保留のまま今に至るそうな・・。

 

 

なお、山頂の「高宮神社」に祀られているのは『日向御子神』です。

「高宮神社」の御祭神が『日向御子神』 ・・というよりは、
日向神社」の御祭神が『日向御子神』 ・・の方が、
確かに自然な気がしますね。

 

 

さきほど参拝した、山頂の高宮神社。

本来、あちらが日向御子神を祀る式内大社「神坐日向神社」で、
高宮氏宅に隣接するこちらが、「高宮神社」・・。

位置的にもここはおそらく、
かつて高宮氏の屋敷内であったであろうと思われるし、
社名の入れ替わりがあったというのは事実なんだろうな。

元に戻してもらえないなんて、内務省も何だかなー。

 

 

とは言え、どちらの神社も力強くて神々しさがハンパないので、
名前がどうであれ素晴らしい神社であることに変わりはありません。

これからも、少なくとも年に一度は両社に詣でるつもりです

 

続いて、三輪山麓その4へ。

 

 

 

 


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