大矢田神社つづき。
神寂びた楼門が素晴らしすぎて、なかなか先へ進めない(笑)。
極彩色じゃないってのが逆に良いんだよね。
山や樹々と馴染んで、自然の一部みたいに見えてくる。
楼門から一の鳥居を振りかえる。
一の鳥居付近から、ずーっと蝶が並走してて、私の周りを飛び回ってました。
途中でいなくなったと思ったら、また違う蝶がヒラヒラ寄って来て可愛かった。
(飛び回る蝶をうまく写せなかったのが残念・・)
この参道を真っすぐ行くと、拝殿へ向かう石段があります。
右手には参道と並行して駐車場があり、車も数台停まっていましたが、
みなさん天王山への登山客です。
参道途中の夫婦杉
そういえば、境内ではこうして注連縄を張ったご神木は他に見かけなかったな。
さらにその先、参道右手に華堂神社の鳥居。
向かって左から、
三社神社---下記の三社を合祀
八幡神社=御祭神:誉田別命
八王子神社=御祭神:五男三女・八柱神
天手力男神社=御祭神:天手力男命
新宮神社---御祭神:熊野速玉命
華堂神社---御祭神:奇稲田姫命、下照姫命、天探女命
左端の三社神社の祠はまだ新しく、以前は境内の別の場所にあった末社を合祀して
あらためて祀ったもののようです。
こういった場所で多くの摂末社を管理維持していくのは大変でしょうから、
こうして合祀するのがベストなのでしょうね。
華堂神社の社号碑だけがあるということは、
やはりこちらが一番古くから祀られていたのかな。
大矢田神社で検索すると、もみじ関係の記事や写真ばかりが出てきます。
神社一帯の楓谷は、およそ3000本のヤマモミジの原生林があって、
楓谷のヤマモミジ樹林として国の天然記念物に指定されています。
樹齢1000年以上の古木もあるんだとか。
紅葉の時期には、この参道に屋台も並び、多くの見物客で賑わうようです。
頭上のもみじの緑と、足元の苔の緑が素晴らしくて、まるで緑のトンネルのよう。
全面に苔。すごいです。
(華堂神社付近から入り口駐車場側を見たところ)
石段の起点には神橋がかかっていました。
その脇にあった石碑。楓谷について書かれていています。
濃州武儀郡天王山の~大矢田神社の門にあって~みたいなところまで読んだけど、
足元が不安定で近寄れないし石碑でっかいし・・で、途中で挫折。
緑のなかの、すこし苔生した太鼓橋。
11月になると紅葉が映えて綺麗なんだろうなー。
神さまが渡るための橋だけど、こちらは特に注連縄とか張ってないから、
ふつーに上っちゃう人いるんだろうね。
たぶん、わたしが今こどもだったら間違いなく駆け上って、滑り台みたいにして遊んでるわ。
もみじの薄い緑がとてもきれい。
なんかもう、心洗われるってこの事だな・・。
紅葉シーズンはそれはそれは美しい光景になるのでしょうね。
11月になったらまた来ようかな。
石段の数を数えると萎えそうなんで、無心で上ります。
途中、左手に天王天満社。
背の高さほどの鳥居をくぐると、ふんわりした空気。
ここも結構落ち着く空間でした。
鳥居の内側から見たところ。
再び石段をあがると拝殿が見えてきましたが、
その手前、左側にひらけた空間が。
直毘の滝
水は、下方の池へ流れ込んでいました。
山の中で見る水っていいな。
こういった水のある場所には、あの鬱陶しいメマトイという小さな黒い奴がよく飛び交ってて、
目やカメラのレンズに向かってガンガン激突してくるんだけど、
ここはそれも無いし、どうやら蚊もいない。
まさに天国ですわー。
その③へつづく・・。