大神神社つづき。
拝殿(国の重文)
1664年、徳川家綱公により再建。
三輪山をご神体とするために本殿がなく、
拝殿の奥にある三ツ鳥居(国の重文)を通して三輪山を拝するという、
原初の神祀りの姿を今に留めています。
御祭神:大物主大神
配神:大己貴神、少彦名神
三ツ鳥居は、神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立ち、
本殿にかわるものとして神聖視されてきました。
(拝観は参集殿にて要申し込み。)
今回は拝殿からのごあいさつで終わったので、
次の参拝時には、ぜひとも三ツ鳥居を見てみたいです。♪
大神神社の神紋その2。
丸の内三つ輪。
大神神社の何が好きって、この穏やかで優しいところ。
人によっては厳しさを感じる場合もあるようだけど、
個人的には、ふわーっとした温かさを常に感じていました。
以前も記事にしたように、
大神神社の注連縄は少し独特です。(注連縄についての記事はこちら → ◆)
みわさん。ご近所だったら毎日通うのにな~。
今まで訪れた県外の土地で、いっそ住んじゃいたいなーって思う所はたくさんあったけど、
もし本気で引っ越すとしたら、たぶんここ。
では、ここから北へと向かいます。
すごーい。 緑のトンネルになってる。
先へ進むと、右手に鳥居が現れます。
摂社 活日神社(いくひじんじゃ)
御祭神:高橋活日命
三輪の神様にお供えする酒を造った神さまです。
こんなところに可愛い龍さん。
石段を上ったところに割とひっそり鎮座しているからか、
人も多くなくて静かに参拝ができます。
個人的にはとても惹かれる場所だったりします。
つづいて、
さきほど記事その①で触れた、辺津磐座のある場所。
摂社 磐座神社
御祭神:少彦名神
社殿がなく、磐座をご神座としています。
その祭祀が古墳時代にまでさかのぼる、ふるーい岩。
道の先に見える鳥居の横には、狭井神社の社号標が立っています。
まずはその手前に鎮座する、
末社 市杵島姫神社へ。
御祭神:市杵島姫命
桜井市茅原に鎮座の厳島神社から勧請。
厳島神社はどこで見ても綺麗だなー。
神社が建つのは鎮女池という池の上。
とても清らかな池ですね。
この後、狭井神社、久延彦神社、さらに山の辺の道(の途中で貴船神社、八大竜王神社、玄賓庵)
を歩いて、ラストは檜原神社に参拝しました。
そこからまた大神神社へ戻ったのが17時ちょっと前。
目当てのお守りをまだ買っていなかったことを思い出し、
授与所の受付終了間際に、ギリ購入できました。
それが、この龍馬鈴です。
龍馬って、坂本龍馬?と一瞬思いましたが、
霊獣のひとつである、“龍の馬”のことでした。
とてもキレイかつ強さを感じる音色の鈴で、
このへんちょっと怪しいなーとか、なんかヘンな感じがするなーって思う時にこれを鳴らしてみると
かなりスッキリします。うーんこれはいい。
魔除けとか祓い用に、ひとつ持っておくと良いかもな御守りです。
この時間になると、参拝客の姿もまばら。
授与所が閉まって10分も経つと、もうほとんど人がいません。
先程とはうって変わって静かになった拝殿前で、心ゆくまでこの場に佇む。
なんとも言えない充足感で満たされていきます。
お勤めを終えて帰っていく神職さんや巫女さんたちを見送りながら、
ゆっくりと流れる時間を感じつつ、神社をあとにしました。
つづく。