蘇美天神社つづき。
拝殿の右手には秋葉神社。
こちらもお正月仕様で開いてるのかな?
弁天社
弁天社そばにあったもの。
何に使われた石なんだろ。
境内右手から、建蘇美命の墳墓(須美第一号古墳)へ。
ちょっとした山道。
かなり明度上げてますが、ほぼ日も暮れて撮影限界です。
枯れ枝を踏み分け、落ち葉を踏み踏み辿りつきました。
建蘇美命の墳墓は、古墳時代後期(7世紀)のもので、
須美集落の北山に築かれた、須美古墳群の中心的な古墳のひとつ。
現在は玉垣で囲われています。
長く風雪に晒されていたのですが、
明治35年、蘇美天神社の修復に使用する石を探しに山林に入った際に、
横穴式石室(長さ6.4メートル、幅1.7メートル)が発見されたのだそう。
石室は現在埋め戻されて石垣が築かれており、見ることは叶いませんが、
この石室には鉄のやじり、須恵器といった副葬品が納められていました。
(出土品は東京国立博物館に所蔵されています。)
当地にとどまり亡くなった建蘇美命は、死後、須美北山に埋葬されたと伝わっていたため、
この古墳は御祭神となった建蘇美命の墳墓であるとして、
地元で管理保管されているのだそうです。
『御祭神のお墓』というと、何やら不思議な感じがしますが、
他の神々と同じく、統治者が死後に「神」として祀られただけで、
神=人 なわけで。
お墓があっても何らおかしくはありませんよね。
日没間近ということで30分ほどしか居られませんでしたが、
参拝には不向きな時間帯にもかかわらず、境内はどこも清らかな空気が漂っていました。
墳墓なんて木々に囲まれた山の中にあるのに、暖かさすら感じるもんなぁ。
心を落ち着かせスッキリさせてくれる、穏やかで優しい神社でした。