水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

蘇美天神社-1 <愛知県西尾市幸田町須美元屋敷>

2016-01-28 | ├ 愛知(ふらり旅)

 

2016年最初の神社は、
西尾市に鎮座する蘇美天神社です。

 

 

 

 

 

今年の初詣は、車でないと参拝が難しいこの神社に!

と決めてから向かうまでにちょっと時間がかかってしまい、到着したのは16:30ごろ。

 

 

 

山あいの神社なので、日が差さなくなるのも早い。すぐに撮れなくなりそう。(T_T)

余裕がないため駆け足で参拝です。

 

 

 

まだ新しい一の鳥居。

 

 

あら、珍しく右側の阿さんが子取りになっている。

 

 

なので左の吽さんが玉取り。

 

 

 

お正月ですねー。

シンプルな鳥居が華やぎます。

 

 

 

石段のぼって二の鳥居。

 

 

日没にはまだ少しあるけれど、
すでに境内には光が届いておらず、暗めの写真しか撮れません(泣)。

撮影的にも、場所的にもギリギリの時間です。

 

 

正面に拝殿

 

 

 

御祭神:建蘇美命、建速須佐之男命

 

 

創建は190年。

成務天皇の勧請により建立されたのが始まりです。

以来、須美保内九ヶ村(須美・平原・室・家武・貝吹・駒馬・永良・岡島)の
産土神社として崇敬されてきました。

 

 

 

御祭神の建蘇美命は、日本武尊の配下であり、
尊東征の折、父の建稲種命とともに軍に従い出征し、
各地で軍功を立てたと伝わります。

 

 

 

平定ののち建蘇美命は郡司として当地を治め、
御名は蘇美郷の地名となったとともに、没後には開拓の祖神として祀られました。

 

 

 

お正月ということで、ありがたいことに拝殿全開です。

 

 

 

奥に見えるのは本殿

 

 

 

あ、拝殿と本殿の規模がおんなじだ。

 

 

拝殿・弊殿・本殿がつながった、権現造りの複合社殿なんだね。

 

 

 

祭文殿あたりから屋根つきの瑞垣が延び、
その先は石垣になっています。

 

 

神社でこの光景を目にする機会がないんで、
とても新鮮です。

 

 

石垣は後ろへずっと続いていて、本殿を囲んでいるようです。

 

 

拝殿横の御神木。

 

 

 

村域の山岳地帯は古くから天台宗の道場とされ、須美千坊と呼ばれていた所。

お寺色が強いのも頷けます。

 

 

長く神主家をつとめていた具免氏は、須美保内九ヶ村を領する有力者でしたが、
1561年に起こった善明堤の戦で具免旨眞が戦死し、家は断絶。

その後、
嵩美(すみ)七家と称する7家系のうちの1家が具免氏の跡を継いで神主となり、
その力の及ぶところも具免氏のごとく、嵩美山の山の神と称されたそうです。(須美郷土史)

 

 

のんびりと眺めているだけでは想像もつきませんが、
この穏やかな景色の上には、様々な歴史が積み重なっているのですね。

 

 

 

次は境内社および、御祭神の陵墓へ。

 

その2へつづく・・。

 

 

 

 

 


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