水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

湯次神社 1 <滋賀県長浜市大路町>

2015-10-25 | ├ 滋賀(ひとり旅)

 

長浜市その2。

ふたたび長浜駅に戻り、路線バスに乗ります。

 

 

 

 

30分少々で、バス停の浅井支所前に到着。

 

おや、なんだろ?

 

戦国浅井氏とその家族でした。

そうね、場所が場所だものね。

 

 

金木犀の甘い香りが漂うなか、10分ほど歩きます。

 

 

いいなあ。大好きこの香り。

4月は沈丁花、9~10月は金木犀の花の香りがそこら中に漂う素敵な時期です。

あ、そういえば長浜駅からの道中ずっと気になっていたことが一つ。

 

 

歴史のありそうな民家の、造りというか彩色が独特なんですよね。

柱や梁の部分が深い赤でとてもきれいなの。

いわれは分かりませんが、この地方独自の造りなのでしょうか。

 

 

 

社頭が見えてきました。

 

 

式内社 湯次神社(ゆつぎ じんじゃ)

 

 

右手には、摂社の少名彦神社の鳥居がありましたが、後ほど・・。

 

 

 

 

静かな境内。

誰もいません。

 

 

まっすぐに延びた参道の右手には境内社。左は遊具がありました。

 

 

手水舎

 

 

ご神紋:左三つ巴

立ち姿がとても美しい龍さんです。

・・ていうか、これ“立ってる”って表現で合ってんのかな?それとも座ってる???

 

 

 

奥に拝殿が見えます。

 

 

拝殿

 

 

わーい 入母屋・妻入りで、三方に開けた開放型の拝殿 だ。

これです。これを見にきたのです。

 

 

 

ああ、しかも殿上にはスリッパ置いてあるし、入っちゃダメよの注意書きも注連縄もないし、

どうやら拝殿に昇れるらしい。

 

 

てことで、お邪魔しますよー。(>∀<)

 

 

 

奉納された絵馬の風化具合がまたいいんだよね。

 

 

渡り廊下から本殿前へ。

 

 

御祭神:健御名方命、瀬織津姫命

 

 

湯次神社は、454年に健御名方命を祀ったことが由来とされる古社で、
458年に瀬織津比も祀られたと伝わります。

明治期の火災、水害、震災などにより、現在の地へ移遷。

前後して、郷内に古くから鎮座していた境内社も当地へ遷座したのだそう。

そういえば健御名方命と瀬織津姫命のペアって、自分のなかでは初めてかも・・。

 

 

 

本殿側から境内をのぞむ。

 

 

 

たまりませんこの景色。

神さん視点。

 

 

あれだけ舞殿形式の拝殿が多く存在する愛知県においても、
拝殿に上がったのは一度(春日井市の松原神社 )しかないもんなー。

(あとは美濃の洲原神社で一度。)

 

 

ぁ。ものすごく幸せ。

 

 

このアングルで眺めてると、ここが滋賀県だということを忘れてしまいそうになる。

大好きな尾張地域の社殿の配置や造りによく似ていて、なんかもう、感無量です。

来た甲斐がありました。

 

 

 

おそらくここも仏教建築の影響を受けているのですよね。

もっと他に愛知とのつながりを探したいけど、それ以外の理由がこれといって見当たらない。

 

 

蜘蛛の巣に何度か引っかかりながら側面へ。

 

 

本殿

 

 

こちらでは、数年前に本殿の床下から宝物8点が発見されています。

室町時代の経文巻物、江戸時代の石造り狛犬・木造の獅子頭・天狗面、
古墳時代後期とみられる「内行花文鏡」、「須恵器提瓶」など。

 

 

すごいな・・。ぜひ見てみたかったです。

 

 

 

その②へつづく・・。

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 宝厳寺 3 <滋賀県長浜市早崎町> | トップ | 湯次神社 2 <滋賀県長浜市大... »
最新の画像もっと見る