水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

若狭神宮寺-3

2020-02-05 | ├ 福井(ひとり旅)

 

若狭神宮寺ラスト。

 

 

 

 

 

 

それでは、本堂の周辺を探検。

 

 

本堂の左側には、かつて拝殿や三重塔があり、
この辺りがその跡地になります。

 

 

跡地にたつ、赤い鳥居とお稲荷さん。

 

 

 

 

爽やかな新緑に、赤い社殿が映えますね。

きれい。

 

 

 

ここと本堂(画面奥)の間に、
拝殿なんかがあったわけです。

想像しただけで浄化されてしまうほど、
この境内の清らかさは半端ない。

 

 

拝殿、見てみたかったなあ・・

 

 

 

近くに、少し大き目の建物がもうひとつ。

 

 

開山堂です。

 

 

現在は収納庫となっているそうです。(ご住職談)

 

 

さらに、少しのぼった所にもひとつ。

境内の最南端にある社殿です。

 

 

倒木を避けながら近づいてみる。

 

 

うーん、なにやら初めて見るお姿。

 

 

現地では何の社殿か分からなかったんで、
後日お電話で伺ったところ、地主神である長尾神(那伽王神)を祀る、
長尾社と判明しました。

 

 

そう言われてみれば確かに、
神体山に一番近くて、
境内では最も上段に位置しています。

 

 

はじめて見る社殿の形ですが、
ここ、参拝時にとても惹かれました。

若狭国比古比売神二座が降臨する以前の首長。
那伽族の王。

この社殿周辺は、
深い慈悲と尊さが天高く満ちている。
そんな気がしました。

 

 

 

 

本堂の裏手。

 

 

若狭神宮寺で特筆すべきは、
やはりこの巨樹ではないでしょうか。

 

 

 

何とも言えない姿のスダジイ(須田椎)。

一般的に、「椎の木」と呼ばれるものですね。

 

 

神社で巨樹・古木と言うと、クスノキが多いので、
こんな姿形の椎の木に出会う機会はそう多くありません。

 

 

なんと言っても、この根元がかなり特徴的!!!
まるでタコの足のよう。

そういえば、
滋賀大津市の大将軍神社のスダジイ(国:天然記念物)も凄かったっけ。

 

 

 

別の角度から。

 

 

 

 

どうしてこんな足元になるんでしょうね。

スダジイの巨樹(古木)って、どれも異形ぞろい。

 

 

幹周りが10mにもなるという
千葉県の安久山のスダジイも、一度お目にかかってみたいなぁ。

 

 

 

 

実はこれら御神木についてもお尋ねしたんですが、
神宮寺では、境内の重要な場所に植えられているのだとか。

この辺りはかつての神願寺金堂跡地なので、
造営当時からここを護るかのように植えられていたのでしょうね。

 

 

・・ということで、こちらは、
さっきの長尾社のそばのスダジイ。(市・天然記念物)

奥の院と呼ばれた区域なので、
ここも同じく重要な場所です。

 

 

やはり根元が特徴的ですね。

 

 

若狭神宮寺は参道からしてもう素敵すぎて、
初っ端から滞在1時間超えを覚悟したのも束の間、
その後これらの巨樹を見た瞬間、
2時間コース確実ね・・と腹をくくりました。

(当初の予定では、1時間弱あれば十分と思ってた)

 

 

普段、神社やお寺そのものだけで1~2時間かかるのに、
そこに巨樹やら桜やら紅葉やらという追加オプション(笑)が加わってしまったら、
どうやったって滞在時間は大幅増ですわー。

 

 

社寺と巨樹って、どうしてこう琴線に触れまくるのかしら。

 

 

 

 

最後に、本堂右手の茶室を拝見し、
2時間強の神宮寺参拝を終えました。

 

 

若狭神宮寺は、これまで参拝したお寺の中で、
一番好きなお寺です。
個人的に、ここを超える寺院はもう出てこないかもしれない。

3年近く経った今でも、
自分の心はまだ境内に残っているような気がする、
本当に素晴らしい所でした。

 

いつかまた、新緑の季節に会いに行きたいです。

 

 

では、若狭彦・姫 神社へと向かいます。

 

 


この記事についてブログを書く
« 若狭神宮寺-2 | トップ | 若狭彦神社 <福井県小浜市龍前> »
最新の画像もっと見る