年に数回公開日がある施設はいくつかありまして
たまたま地区センターに行ったらパンフレットが置いてあるのを見て
GWにその公開日があるそうで、頑張って行ってきました。
「三渓園」
原 富太郎さんが造り上げた日本庭園です。
神奈川にいて行ったことがないのでいい機会だったのですが・・・
今回公開していたのは「白雲邸」 原さんの隠居所(中は見れませんが築大正10年の藏もあります)数寄屋風の建築。
「臨春閣」紀州徳川家 頼宣の別荘で数寄屋風書院造り建築。
理想的な建物は平屋建て! と思っているのですが、そんな想いをカタチにしてくれているような建物でした。
フラッシュはダメですが、内部の撮影もOKでボランティアガイドさんを頼んだ集団について行くと
パンフレットには書いて無いうんちくが聞けます。
ちょうど藤や躑躅、サツキ、蓮とか咲いてて散歩するには良い季節でした。
いろんな合掌造りの建物を見てきましたが、庭園内にある「旧矢箆原住宅」は飛騨三長者と言われている方の建物だけあって
見たこと無いくらい立派でした。
以前に行った「武相荘」も住宅街の中にあるオアシス的な場所でしたが
三渓園も横浜の中で、住宅街を抜けると正門があって、オアシスのようです。
古民家や歴史的・文化的価値がある建物で残ってる建物や施設は
国や市で管理してたり、財団法人・NPOなど会社として管理してたりする所が多いのは
維持管理にかなりの費用が必要だからなのですが・・・
古いものを大切に、物を大切に・・子供の頃から聞かされていた言葉です。
便利で快適な生活に関係する物は少し費用がかかっても良いので・・
古いものを維持するのには費用負担が少なくなるような社会的仕組みになれば良いと思います。
古いクルマには車両保険に入りにくく、入れても高いです。
古い家電製品は漏電や発火が心配なので交換して下さいと言われますが、メーカーが
現代でも使えるような改修をしてくれないのでしょうか?
古民家に関わる伝統構法の補修にはたくさん費用がかかります、
施工出来る職人さんも少なく、施工の機会も少なく・・ますます施工費も高くなります。
負の連鎖・・・伝統文化を残そうといろんな活動をしている団体さんはたくさんありますが・・・
これからなにか出来ることあるのでしょうか?
三渓園 臨春閣
合掌造りの立派な囲炉裏
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