暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

里山

2020年09月17日 | 古民家
 朝ごはんのおかずを取って来てと・・・お使いを頼まれた小さな子供は、お家の玄関を出た先の小屋へ向かい・・・
コツコツと、うろつく鶏も気にせずに・・・
ほんのり温かい卵を2つ・・・おかあさんに持ち帰る・・・
お昼の冷や麦に、少し物足りないと・・・裏の畑に駆け出し・・・
ツンと、顔を出したミョウガや・・・大きく手を広げた大場をつまんで駆け戻る・・・
頂いたお魚を、おいしく頂こうと・・・裏山に入れば、ころがる枝や松ぼっくり・・・焚き付けには事欠かず、七輪の上でジリジリと油が踊っている・・・

里山は自然の恩恵にドップリ浸かる暮らし・・・
季節の恵みを頂き・・・自然の苦労も経験して、地域との関り合いは頼もしくも気を使いながら・・・日々楽しく・・・
気ぜわしく、心が疲れ果てる現代の暮らしとは、全く違った住み方です・・・。

新しい街が生まれても・・・すれ違いの街・・・
同年代だけが関係を築いて、取り残される世代や・・・関係が築けない世代・・・
この先数十年先、里山に住む人を育てる住まい造り・・・
循環する自然や・・・無理の少ない人の暮らしを知ってもらえる住まい造りを育てて行けたらと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素の自分 | トップ | 場所 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿