近頃よく夢を見る

「近頃夢を見る」と言っても、行く先の望みなどの夢ではない。純粋に「夢」である。
古来、夢は「五臓」の乱れだと言われているが、もちろん現代には通用しないだろう。「夢は、脳で見る」と言われればその通りでしょう。浅い眠りのレム催眠中に見ているのでしょうから。
しかし、「五臓で見る」という感覚は大好きである。酒を食らうと「五臓六腑に染み渡る」という感覚も理解できる。（心臓に気を使って飲めないkunio_nikkiも理解できるから身体は不思議だ)しかし、五臓ということは、中国でのことで（諺）現代医学でないことも事実だ。

その五臓に乱れがあって見る夢は、かなり現実的な怖い夢である。
少年のような一所懸命に両手で空を飛んでいるような非現実的なものは見なくなった。老齢に足を踏み入れてみると、悩みや現実的な人間関係が夢にずかずかと入り込んでくるから、余計に怖い。