日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

天皇陛下と「ブルーギル」

2007年11月12日 20時02分38秒 | 気まま日記
天皇陛下は、昨日(11日)大津市の琵琶湖であった「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典あいさつで、陛下が皇太子時代に(1960年)に訪問先のシカゴ市長から寄贈された「ブルーギル」にふれて、「心を痛めています」と述べられた。

その「ブルーギル」は、水産庁の研究所に送られたので、琵琶湖に放流されたわけではない。陛下が述べられた「食料用としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、このような結果になったことに心を痛めています」は、琵琶湖の生態系に強い関心を持たれていることの表れです。
嘉田滋賀県知事も「陛下の勇気ある姿勢を真摯に受け止め、琵琶湖の再生に努めたい」と語った。

タレントの清水国明が、琵琶湖の「バス釣り」に関して【バスプロとしても活動していた2002年、滋賀県を相手取り、「オオクチバス再放流禁止義務不存在確認等請求事件」原告となる。 バサーの代表・リリース擁護派として「リリ禁ネット」を立ち上げるた。】声高に叫んでいたのには、怒りを覚えたものです。

琵琶湖は、1990年代になると、「バス」とともに「ブルーギル」が急増した。

ルアーでの釣りがブームとなったことで、各地の池や湖や川に次々と放流され、いないところはないくらいになった。

しかし、水源としての琵琶湖は、聖域として本来の生態系に戻す努力を続けなければならない。