日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

松井秀喜の配慮は?復帰は?

2006年08月30日 21時03分08秒 | 松井秀喜
高校選抜チームの選手一行は正午前にニューヨークに到着後、真っ先にヤンキースタジアムの見学へ。午後1時すぎから球場内のモニュメントパークや記者席をめぐり、一塁側ベンチに座ったその時、前触れもなく、私服姿の松井外野手が登場。ベンチ内は「おお~!」というどよめきと拍手に包まれた。
選抜チームと松井外野手の対面は当初予定になかった。だが、松井外野手が午後2時すぎに球場入りし、一行の見学時間と重なったため、気を利かせて姿を見せたのだった。松井外野手は「僕も(高校選抜の一員として遠征に)出させていただき、素晴らしい思い出として残ってます。皆さんも素晴らしい体験をしてほしい」とあいさつし、18人全員とがっちり握手した。
斎藤佑樹投手が「米国に来て大変なことは」と質問すると、松井外野手は「文化とか習慣とかいろいろ違う。慣れるまでに時間はかかるけど、逆にそういうことを楽しいと感じられればいい。僕は前向きに楽しむことができた」と答えた。
甲子園のマウンドでは度胸満点だった斎藤佑樹投手も、「以前から尊敬していた」という「GODZILLA」との初対面に緊張気味。「威圧感があった。オーラの中にも優しさが感じられて、すごい人だなあと思いました」と目を輝かせた。
プロ注目の駒大苫小牧・田中将大投手も「人間的にも良い人と思ってたけど、話を聞いてみて、そうだと確信した。自分もあのような人物になりたいと思った」と声を弾ませた。
当初、ヤンキース対タイガース戦(夜間試合、日本時間朝8時5分~)は、混乱を避けるために観戦しないと決めていたが、松井秀喜選手と広岡広報の配慮で30枚(選手18枚+関係者用)の観戦チケットが用意されていたが、残念ながら中止となってしまいました。それでも憧れのメジャーリーガーと対面し、最高の思い出となったようです。

松井秀喜外野手の復帰について「USA TODAY」は・・(ピーター・アブラハム署名記事)【米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手(32)が早ければ、9月12日からの本拠地7連戦でチームに復帰する。左翼は現在、代役の新人、メルキー・カブレラ外野手(22)がおり、松井は当面、指名打者での起用になりそうだ。
「左翼は松井のポジションだが、松井が本来の松井であると確認できるまで決断しない。現段階では松井は指名打者だ」とジョー・トーリ監督は語る。
チームは松井を来年、再来年の重要な戦力だと計算している。プレーオフでの活躍も期待され、無理はさせない方針だ。
代役のカブレラは接戦や試合終盤に勝負強さを見せており、とくに満塁での17打席7安打、12打点が光る。少なくとも守備や走塁では松井より上だ。
松井は通訳を介して「メルキー(カブレラ)は左翼で素晴らしいプレーをしている。ぼくはチームの和を乱すようなことはしたくない。難しい立場だ。自分にできることは、プレーできるよう準備して何が自分にできるかを見極めることだけ」と話している。
松井のほか、主力ではゲーリー・シェフィールド外野手(37)の復帰も近い。6月に左手首を手術したシェフィールドの打撃解禁を、医師は早くても9月15日としている。右翼にはフィラデルフィア・フィリーズからトレードで獲得したボビー・アブレイユ外野手がおり、シェフィールドの一塁コンバート案も浮上している。トーリ監督は「松井とシェフィールドが戻ってきたら、うれしい悩みだ。選択肢は多ければ多いほどいい」と話している。】