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日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

怪物の目覚め

2006年05月26日 11時26分48秒 | MLB
スーパースターの誕生はうれしいものです。先に日本のサッカー界にニュースターが生まれない現状を嘆きましたが、(ワールドカップ3回目4人、2回目8人で高齢化)MLBには、次々にスーパースターが生まれてきます。
Albert Pujols(アルバート・プホルス、1980/01/16生まれ)は、セントルイス・カージナルスに短大1年時にドラフト13位で指名されました。当初の期待は大してなかったようです。下部リーグでぐんぐん力をつけたようです。そして、2001年に40人ロースター(メジャー)に入りましたが、あの、マーク・マグワイア(薬物疑惑のスラッガー)の控えでした。そのマグワイアがなんと開幕すぐに故障、いきなり幸運が訪れました。それも、ルーキー・シーズンから4番打者としての登場です。そして打ちまくり、4月の月間MVPをイチロー(ア・リーグ)と共に受賞しました。
その成績は
2001年(21歳)打率 .329 本塁打 37 打点 130
2002年(22歳)打率 .314 本塁打 34 打点 127
2003年(23歳)打率 .359 本塁打 43 打点 124
2004年(24歳)打率 .331 本塁打 46 打点 123
2005年(25歳)打率 .330 本塁打 41 打点 117
と見事なものです。
その怪物が今年は、より成長したようです。
2006年(26歳)打率 .323 本塁打 23 打点 57 (47試合、158打数 4月24日現在)
なんと、断トツの成績です。シーズン成績に換算しますと、本塁打は81本ペースで、打点は202にも達します。三冠王にもっとも近い男です。A・ロッド(ヤンキース)も敵いません。 こんな男の長所は、バリー・ボンズなどと違って、薬物汚染のなさそうなところです。そして、私生活でも、夫人(デイドレ)は、ダウン症候群の病気を持つ娘(イザベラ)を抱える離婚経験のある、子ずれ再婚相手です。離婚も病気の子ずれもなんの問題にもしなかったようです。球団の選手達にも、練習の虫でビデオでの研究にも熱心で尊敬を集めています。田口壮選手も、こんな歴史的な選手と同時代にプレーすることは財産でしょう。ぜひ、三冠王を手にして下さい。
日本のプロ野球にも、こんなスーパースターが産まれれば、野球を知らない人たちにも、興味を与えることでしょう。(ハイセイコーが国民の英雄になったように)

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