日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

節分は鬼も美女に変わる

2006年02月03日 21時52分53秒 | 応援します!この人生!
節分に、無言で恵方を向いて、巻き寿司の丸かぶりをしました。本当は、太巻きが正しいのですが、あまり太いと売れないようで、近頃は少し太い程度に落ち着いてきたようです。

【 京都府福知山市大江町内宮の元伊勢内宮皇大神社で3日、節分祭があった。雪降る中、三匹の鬼が神前に追いやられ、おたふくに姿を変える「三鬼打ち神事」が営まれ、多くの参拝者でにぎわった。
 古くから伝わる厄払い神事。年男や町内の保育園児が、3人の女性がふんする大江山からやってきた鬼に、「鬼は外」「福は内」と叫びながら豆を投げつけた。
 本殿に追いつめられた鬼は神事の後、おたふくのお面に付け替え、福の神に変身。病鬼は元気に、陰鬼は陽気に、貧鬼は富貴となり、多くの福を授けようと、子どもの手をつないだり、抱きかかえていた。】

昔、「おたふく」は、美の象徴でありました。また、「お多福」の文字をあてることからも、幸多きを願ってもいました。「般若」が女の醜女を痩せた顔相で表しましたが、お多福は、ふくよかな顔相から、裕福をも表していました。
三匹の鬼が神殿に追いやられると、神の加護か福の神に変身するのでしょう。その他の節分の行事では、和歌山だったでしょうか?「泣き相撲」であかちゃんがまわし姿で」相撲で見合い、良く泣いた方が健康に育つというのは、うれしい行事です。
一方、各地の神社では、有名人による「豆まき」(南京豆やお菓子や各地でいろいろあるようです)が、報じられています。

こちらは、なんと徹夜の節分祭りなのです。島根県大田市川合町の物部神社では3日、節分祭があった。前夜の2日午後11時から始まった「厄除(よ)け火焚(た)き神事」では、境内で勢いよく薪が燃やされ、参拝客らは手にした古いお札や破魔矢、しめ縄飾りを火にくべ、家内安全と無病息災を祈った。
 3日午前0時なると、本殿で節分祭。おはらいを受けたり、巫女(みこ)が差し出す御神酒の杯を傾けるなどした後、たき火で暖を取ったり、地元有志でつくる「物部会」がテントで販売するそばに舌鼓を打っていた。
 また同日正午過ぎからは、年男の勝部義夫さん(71)ら3人が紅白の布で覆われたやぐらの上から恒例の豆まきをした。同神社禰宜(ねぎ)の中田宏記さんは「前夜からの参拝客は8000人ぐらい。今年が災いのない年になりますよう」と話した