雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

惑星写真、あと一歩が・・(EOS CMRによる木星)

2014年04月07日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
1日夜、M82銀河を撮る前に木星を動画撮影していました。
ビデオによる動画処理は最近何回か行って限界も見えていたのですが、
今回はフリーソフトEOS CameraMovieRecodeでデジ一眼による動画記録を試しました。
(上)4月1日20h09m頃~(下)同 20h13m頃~約2分間  R200SS+純正エクステンダー+canon2.0X (合成f=3,000mm)
EOS CMR 1/5クロップ ISO800 1/10sec Cooled60D RegiStax6
これまでのビデオ画像に比べて、像は小さいものの明らかに細部まで見えています。
(画像処理はごく軽くかけただけです。)
ただ残念なのは1/5クロップで切り出しているにもかかわらず、木星像が小さすぎる事。
高画素のデジカメの1/25画素を切り出して、更にそのごく一部を
使っているだけになります。(もったいない!)
これまでは接眼鏡+ビデオズームで画面一杯まで拡大できたのですが、
デジ一眼でもっと拡大する方法はないのでしょうか?
ありました。
ビデオ撮影に使っているVixen「拡大撮影カメラアダプター」は、
接眼鏡だけで拡大できるリレーレンズ方式が使えます。
これまではTリングの代わりにステップアップリングを使ってビデオカメラを接続していました。

これでどの程度拡大できるのか、接眼鏡による像の劣化は大丈夫か、
実際に撮影する前に検証してみました。
昼間、室内から山の上のテレビ塔を撮影してみました。
まずは、1日に木星を撮ったのと同じ構成で。
純正エクステンダー+canon2.0x(合成f=3,000mm)
隣家の屋根のかげろうで像がゆらいでいましたが、周辺までまずまずの像です。

それではNLV20mm接眼鏡による拡大画像です。
接眼筒基部にかなり荷重がかかっていそうです。
アチャーッ。
思ったほど拡大されていないのに、像の劣化がおおきい。(合成f=約3600mm相当)
接続環一個だと合成f=約2,100mmとなりますが、
周辺部の画像の劣化はもっとひどくなります。
やはり接眼鏡は写真撮影までの性能はないようです。

やはり惑星撮影には長焦点の鏡筒を手に入れるしかないのでしょうか?

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今夜は上弦の月。
もし晴れたら月の撮影と合わせて、木星・火星の実際の撮影で
検証してみます。(たぶんダメでしょうけど)

雲上くもがみ
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コメント (4)
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