雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月面 静止画VS動画 処理

2014年04月17日 | 画像処理のはなし
9日夜に撮った上弦過ぎの月はお見せしたのですが、
その際にEOS Cameraovieecode x5クロップでの動画画像も撮っていました。
腰痛もすっかり回復しましたのでRegiStax6での動画処理と、
AviStackでの静止画コンポジットの処理結果の比較を行いました。

月面 (南部) 1枚画像  
撮影DATA(抜粋):2014年4月9日 R200SS+純正エクステンダー+Canonx2.0X(合成f=3,000mm)
1/40秒 ISO400 Cooled60D(冷却オフ)
フイルタ改造カメラで撮っているため、カラーバランスがくずれています。

クラビウスからティコクレーター付近
x5クロップに合わせて1枚画像をトリミング

静止画16枚をAviStackで処理。(トリミング画像)
(モノクロ画像に変換してあります。)

2分前後の動画をRegiStax6で処理したもの
(モノクロ画像に変換してあります。)

直線の壁付近
一枚画像をトリミング

静止画16枚をAviStackで処理。(トリミング画像)

2分前後の動画をRegiStax6で処理

月面 (中部) 1枚画像  
撮影DATAは(南部)と同じため省略

コペルニクスクレーター付近
1枚画像のトリミング

静止画16枚をAviStackで処理。(トリミング画像)

2分前後の動画をRegiStax6で処理

月面 (北部) 1枚画像  
撮影DATAは(南部)と同じため省略

プラトークレーター付近
1枚画像のトリミング

静止画16枚をAviStackで処理。(トリミング画像)

2分前後の動画をRegiStax6で処理

ちょっとくどくなちゃいましたが、静止画コンポジットおよび動画処理が
月面撮影で効果的な事はわかっていただけたと思います。
わたしのAviStackRegiStaxの使い分けとしては
○ 月面の広いエリア、または月全体(モザイク結合含む)を撮るにはAviStack
○ シィーングの良い時に月面の細部を狙うにはEOS C.M.RRegiStax
月全面は無理でも、モザイクによりRegiStaxでもある程度広いエリアの画像作成が可能です。

(注).パソコンには実装メモリ量(私のは8GB)やCPU能力が求められます。
今回も、処理前に画像を分割して処理、処理後に再度モザイク結合をやったり、
あらかじめ画像サイズを縮小して処理を行うなどしています。
(でないと、処理途中でPCがダンマリになったり、とてつもない時間がかかったり・・)

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画像を拡大して見ると、静止画像の方には
シャッターブレが出ているようです。
ミラーアップ及び数秒おいてシャッターを切ったのですが、
純正エクステンダー+Canonエクステンダーでカメラが鏡筒から
離れていることもありわずかなブレは出るようです。
その点についてはEOSC.M.Rによる動画記録は有利です。

雲上くもがみ
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