雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

新月期を待たずに実戦撮影M82 (ASI533MC導入検証)

2023年05月10日 | 機材
新しく導入したASI533MC Pro 一時はステラショット2のオートガイドに未対応か?
とあわてたのですが、USB3ケーブルで直接接続することで問題クリアできて一安心。

あとは新月期に向けて533MC用の「撮影写野(星座別)」や、
ダークファイル・フラットファイルの追加作成と やることがいっぱい。
私の場合新月期は下弦の月から新月を挟んで上弦の月までとしているのですが、
下弦の月までまだ3日ある昨夜は、一晩中晴れる雲予報で急遽実戦撮影を前倒しで決行。

追加作成した533MC用「撮影写野(星座別)」中からこの夜の撮影タイトルを選定 ↓
533MC用フラット画像で作成済みなのはVC200L鏡筒用だけなので、おのずと長焦点向きの対象が撮影候補に

この夜の月が上ってくるのは22時53分。
そこで薄明終了と同時に灯火でまだ明るい空で撮ったのは
 M82 (おおぐま座)
( 元画像の 64%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/ 5/ 9 20:37’~22:37’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 22枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-10°) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています

撮影は順調で24枚撮影で使わなかったのは2枚だけだったのですが
画像処理がデジ一眼とは勝手が違って、特にレベル調整の適正値がまだわかりません。
( 撮影画像およびコンポジット後の画像の暗さには面喰います )
掲載した画像は22枚すべてを「加算平均」したものですが、
他にもすべて「加算」、6枚「加算」した4組を「加算平均」なども試す予定です。

ちなみに灯火の影響はあったとしても、やっとまともに撮れた533MCの画像がどうだったのか?

この3月にデジ一眼(フルサイズ)EOS6Dで今回と同じVC200L鏡筒で撮った
画像があったので比較してみました ↓
( 両画像ともM82銀河部分をトリミングしたもの )
一見すると6Dの方が銀河の淡い部分まで写っているようにみえますが、
細部の解像は圧倒的に533MCの方に分があると思います。
その理由はピクセルサイズのちがいだと思います。6D : 6.5 μm 533MC : 3.76 μm )
(注).ピクセルサイズが小さいデメリットは裏面照射型CMOSイメージセンサーなどで克服

撮影時の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の先に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年 5月 9日 21時42分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×7枚 ISO1600 
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

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次回もこの後に撮った超メジャーな系外銀河になります。
まだ画像処理をしていないのですが、月明かりの影響は?

いよいよ我が家も「かたてま野菜」の季節となりました。
今年は5月6日に植え付け、他にはミニトマト、ピーマンも


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