雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

時間つなぎに散開星団M11(野鴨星雲)

2016年08月19日 | 天体写真(星雲・星団)
(お詫び).記事タイトルの「野鴨星雲」は「野鴨星団」の誤りでした。

今月6日夜、南天のM16イーグル星雲を撮り終えたのは23時。
このあとの薄明までの時間を、周辺部が淡くていまだ満足な画像が得られていない
ケフェゥス座のアイリス星雲 の撮影にあてる事にしていました。
ただアイリス星雲の南中は23時46分とまだ時間があったため、
短時間で撮れる散開星団の中で、たて座のM11を選んで撮影しました。

M11(野鴨星団) 付近  (たて座) 
( 画像クリックで元画像の30%で表示 )
( 上 が北の方角 ) 
撮影DATA: 2016/ 8/ 6 23:04’~  Vixen R200SS + コマコレクターPH (f=760mm F3.8 )
露出 8分×8枚 ISO 800 LPS-P2FIL Cooled 60D (外気温26℃ 冷却+7℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
星団中心部のトリミング画像です。 
この散開星団は鴨が群れているようだとして、英語で Wild Duck Cluster と呼ばれ
和訳では「野鴨星団」になるのですが、この星の集まりを”鴨の群れ”に見立てる事ができません。

前日と2夜連続してR200SS鏡筒+コマコレクターPHで撮影を行ったのですが、
これまでの取り組みの成果も検証する事ができました。

検証1.光軸調整結果の検証
4月に本腰を入れてR200SSの光軸調整を行ってから、始めての撮影になります。
関連記事はこちら → 「わたしはこれで光軸調整を極めた(・・と思う)[R200SS編]」
まだ星像が右側に比べて左側が横にぶれる傾向にありますが、光軸調整前に比べて大きく改善されました。
ピント位置によっては右側が縦にぶれるので、
左右のぶれが目立たない中間のピント位置に調整しています。
(このぶれは斜鏡支持金具の干渉によるものと思われ、金具の平行度の狂いなら光軸調整では解消できないかも?)

検証2.オートガイド精度の検証
ガイド鏡の軽量化・支持方法などの改善を行ってきました。
ステライメージ7のバッチ/コンポジット/自動位置合わせ の結果です ↑
f=760mmで64分間(8分×8枚)露光のガイドエラーはわずか1画素程度に収まっています。

今回のおりおんショットは変わり映えしないので省略しましたが、
代わりに5月に撮ったいて座南中時の南天の空を。
( 画像クリックで星座線入りで表示 )
2016/ 5/13am TAMRON Zoom f24mm F3.5 3min×6 ISO1600 kissDX

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このあと挑戦したアイリス星雲を含め、ストックはあと2枚。
下弦の月の頃にはまた晴れて欲しいです。

雲上くもがみ
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