土曜日のレイトショー?最終上映時間帯に観に行った「ソーシャルネットワーク」。広い5番スクリーンに客は10人未満でゆったりと鑑賞できました。
この映画、実話とフィクションがないまぜになっている(実話4割という話も)上、登場人物は実名で出ているのですべてが現実に起こっていることなのか?と錯覚しそうです。ただ、いつものようにハーバードの学寮、閉鎖的な名門クラブ、あらゆる訴訟と弁護士による尋問、さらにその尋問中ずーっと回り続けるビデオなどどこかの国との違いにはいろいろ目を見張る場面がたくさんあります。
主人公のザッカーバーグの着想から実行するスピードと、ゴールを定めたら成し遂げる集中力は非凡ですが、それだけでなくナップスターを興したパーカーの行く末と対比してみると、なかなか興味深い人生訓が浮かんできそうです。
ハーバードが何で世界に冠たる位置を占めるのか、そこに通う学生はどんな連中がいるのか、昨年読んだサンデル教授の本を裏表紙から眺めているようで、フェースブックファンでなくても楽しめる映画だと思いました。pg12でなければチビにも見せたいくらいです。