いきなりの結論ですが、長崎からみて一番乗りにくい新幹線 といったら、東北新幹線だと思います。普通は福岡から仙台あたりに飛んで、それから周遊するのが一般的。でもそれではいつまで経っても、乗れないじゃないか!とチビが不満たらたらなので、一念発起し 乗車ツアーを立てることにしたのが、北東北行きの始まりです(ちなみに夏休みの最後の時期なので、念のため)。
タダ新幹線に乗ればいい・・・と言うわけではなく、もうすぐ廃止されるかもしれない2階建て車両に乗らなくては!ということで、東京から 最終目的地の秋田までを、まず仙台までMAXやまびこ(←これが2階建て)で、そこから先はこまちで移動することになりました。
JRは分割民営化されて、地元にない他社の切符が買いづらいためこんなワガママな客向けに、ネットで注文し駅でその日に受け取れるシステムが開発されていました。名付けて「えきネット」←無事、トウキョウ駅で発券できて一安心です。なんと 指定券だけも買えるのでとっても便利です。
そして憧れの2階席に乗車(この日はがらがらでした)。新幹線に乗ったら「お弁当食べよう、ジュースを飲もう・・」と唄にあるとおり、まずは腹ごしらえ。線路沿いの防音壁越しに見える関東の街並みはなかなか迫力がありました。天皇の避暑地でもある那須高原が奇麗だなーと眺めていると、この列車の山場、福島駅に到着。Maxと連結されているのは山形新幹線のつばさだったので、この駅で切り離し作業が行われます。
案の定 見学者は、鉄チビ連れの親子ばかり。手すりに「仲良く見てね!!!」とあるので、結構人気がある作業なのでしょう。自動化が進んでいるので、切り離しは あっという間。先につばさが 連結部分を隠しながら出発し、われらがMAXの先端も閉じました。
仙台駅では、この日決勝戦だった甲子園の高校野球の優勝シーンを東北弁をしゃべるおじさんの携帯ワンセグで知りながら、こまちに乗り換え。
夏だといえど除雪車が出しっぱなしだったりして、雪国に着たべさ?と 旅情を味わいました。米どころ秋田のブランドは「おばこ」だそうですが、長崎ではなかなかお目にかかりません。と言うわけで、朝5時半に起床し、秋田のホテルに着いたのが6時という、ながーい1日目は終わりました。(やっと東北のことを書き始めて、少々肩の荷が下りました)