生気溢れる小学校をあとにして、次に向かったのは 火葬場(建設中)です。この落差がスゴイのですが、それだけ自治体の守備範囲が広いということ。
数少ない経験では、厳粛で待ち時間が長い(記憶では2時間くらい)のが 火葬場のイメージですが、今回は時間短縮効果あり。ということで 普段入れない 炉の裏側を見せて頂きました。灯油を使う方法で、1回当たりだいたい40分の時間で 焼き上がる(という表現が適当かどうかは不明ですが)そうです。また 佐世保では 午後からしか火葬場に人が来ないらしく、それを見込んでガラスもあえて断熱にせずコストダウンした・・・との説明もありました。
さて 最後の現場は 青果市場。街中での現地建て替えを選択したので、4階建てのビルになっています。とっくにセリも終わっていて、中買いさんの店頭には、旬のミカンなどが、大八車にのって待機中でした。狭いのに、夏は鮮度を保つため冷蔵しなくてはならない商品もあるため、天井吊り下げ型の冷蔵スペースが印象に残りました。普段は上がっている緑色のカバーが、冷蔵が必要なときだけカーテンのように降りてくる仕掛けです。屋上へ案内してもらうと、駐車場がひろがっていて、避雷針の役目も果たす アルミ製の防水用笠木が 周りを取り囲んでいました。
今回3箇所の現場を見せてもらい、難しい条件下で建物を使っている人の体験から得た 発想の転換が 関係者の苦労を癒しているなーと、思いました。ボクらの担当している現場でも、そうありたいと思うのでした。