- 「入院食のお粥」についてのメールです。
結論を言ってしまえば、白米の食べ過ぎで胃癌になるのではなく、文章中にも書かれている「畑で採れた野菜と魚の干物」が原因ではないでしょうか。
以前WHOが加工肉の発がん性に関する発表をした時にも書かせていただきましたが、野菜には硝酸塩が多く含まれていて(植物も食べられてばかりでは困りますから)、それが唾液と混じると亜硝酸塩になり、胃に送られます。
胃の中の強酸状態で魚の干物に多く含まれている2級アミンと出会うと強い発がん性を持つニトロソアミン(nitrosamine)に変化するそうです。
秋田県は「しょっつる鍋」の発祥の地だと思いますが、これもまさに野菜と魚の組み合わせではないでしょうか。
もっとも宗田先生の本にもある通り、白米は実質的には砂糖と同じであって、ケトン体を利用できないがん細胞にとってはこの上ない栄養になるので、粥の大量摂取はがん細胞にとってはうれしいことには間違いないと思います。
以上、素人の受け売りです。
(注)野菜は硝酸塩とともにビタミンCも含むのでニトロソアミンの発生を抑えるとの話(TIME Nov 9 2015)もありますが、それを言えば加工肉にもビタミンCが添加されているものも多いのであまりツッパリにはならないかもしれません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1125-06:00-5