健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

ミトコンドリアエンジンですね。

2014-09-12 06:47:32 | 宗田医師
宗田 哲男さんが吉冨 信長さんの写真をシェアしました。
糖質制限で、疲れにくくなったのはすごくわかりますね。
「乳酸は疲労物質ではない」

乳酸は疲労物質と思っていたり、乳酸値は低い方がいいと思っている人も多いと思います。しかし、乳酸自体は悪者でもなければ疲労物質でもありません。

マラソンやサッカーなどの長時間の激しい運動をした後に乳酸値を測ると、運動する前の乳酸値より低いことが多々あるようです。もし乳酸=疲労であるならば、運動後に乳酸値が低いのであれば疲労が無くなっているはずですが、そういうことはありませんよね。
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写真: 「乳酸は疲労物質ではない」    乳酸は疲労物質と思っていたり、乳酸値は低い方がいいと思っている人も多いと思います。しかし、乳酸自体は悪者でもなければ疲労物質でもありません。    マラソンやサッカーなどの長時間の激しい運動をした後に乳酸値を測ると、運動する前の乳酸値より低いことが多々あるようです。もし乳酸=疲労であるならば、運動後に乳酸値が低いのであれば疲労が無くなっているはずですが、そういうことはありませんよね。    では、なぜ乳酸が疲労物質であると誤解を生んだのでしょうか。    乳酸の発生は「糖質の代謝」時です。さらにいうと「脂質の代謝」時には乳酸は発生しません。人間のエネルギー源は主として糖質と脂質であり、通常の活動のエネルギー源は糖質ではなく脂質の方です。普段のエネルギー源を「糖質」に依存している人(=炭水化物や甘いもの好きの糖質過多な人)は、代謝物として多くの乳酸を発生させていることになります。    この大量の乳酸の処理に追われていることこそが疲労を招いているのです。あくまで乳酸の蓄積は結果であり、原因ではないのです。ここに誤解が生じてしまったため、乳酸=疲労物質という図式が出来上がってしまったのでしょう。    乳酸はエネルギー源として利用できます。乳酸をうまく処理できる人はエネルギー源として利用できますが、うまく処理できない人は疲労になります。乳酸をうまく処理できないというのは、エネルギーを産生するのに不可欠なビタミンB群が欠乏していることもいえますし、何より乳酸が大量にあるため処理できずに蓄積していくことなのです。    大量の乳酸ができるということは「大量の糖を摂取している」ということです。普段の食生活において糖質過多になると、本来は通常の活動のエネルギー源は脂質であるにもかかわらず、糖質に依存しなければならなくなり、大量の乳酸を発生させます。大量の乳酸を処理できないことが疲労を招いてしまっているのです。    もちろん他にも疲労の原因は多々あります。    たとえば、激しい運動時には、リン酸が多くできます。リン酸はATP(エネルギー源となる物質)や、ATPの備蓄であるクレアチンリン酸が分解されるとできます。リン酸はカルシウムとくっつきやすい性質があるのはご存じだと思いますが、筋が収縮するのに必要なカルシウムがリン酸にとられるため、カルシウムの働きが悪くなり疲労してまうことも言われています。他にも、カリウム等のイオンや、グリコーゲン等のエネルギー源も関係します。    現代では、エネルギー源に糖質が占める割合の高い人が増えています。糖質代謝時に多くのビタミンB群が消費されますので、乳酸を代謝するビタミンB群が既に不足しているわけです。糖質代謝により大量の乳酸が発生し、ビタミンB群が不足している中で乳酸の処理に追われ、体に疲労を長く感じることがあるのです。    普段の中で、糖質をできる限り抑えた食生活こそ、疲れを遠ざける対策の一つかもしれません。
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