新井 圭輔
20時間前 ·
『プライマリーバランスの均衡を目指すのは正しいとはいえない理由』
まず、お金は『消費に回る部分』と『消費に回らない部分』に分けられる。
単純に言うと 消費量∝豊かさ である。
国家予算レベルでは、 歳出∝国家の豊かさ である。
『消費に回らない部分』=『税金』+『貯蓄』 である。
プライマリーバランスの均衡=『国家の歳出』と『税金』の均衡
税金の徴収が甘いと貯蓄が増える。
いずれも消費に回らなかったお金である。
個人レベルの『消費に回る部分』と国家レベルの『歳出』は多いほど豊かさにつながる。
そして言うまでもなく『国家の歳出』=『税金』+『赤字国債』
我が国の場合、
『赤字国債の本質』は『貯蓄の動員』であり、
『赤字国債』<『貯蓄』なので、
現状のままで何ら問題はない(破綻など起こりようがない)。
従って、我が国において、
『プライマリーバランスの不均衡は破綻を招く』
と言う命題は完全に誤りなのである。
我が国において、
『プライマリーバランスの均衡を目指す』と
消費に回る以外のお金を全て税金にすることになる。
これでは、
個人レベルにおいても貯蓄を削って消費に回す余裕を奪うことになる。
会社においては内部留保を設備投資に回すと言う選択肢がなくなることになる。
『プライマリーバランスの均衡を目指す』
これが机上の空論であることにお気づきいただけるであろうか?
机上の空論を文藝春秋に寄稿すると言うのは、財務次官としては甚だ恥ずかしいことなのである。
コメント5件
萩原 敦
わざわざ糖尿病患者に糖質摂取させてインスリン注射で下げるべきという理屈と
プライマリーバランスの均衡を目指すべきという理屈は広い意味でどちらも意味がないということで似てます。... もっと見る
· 返信する · 19時間
新井 圭輔
10月12日 22:32 ·
『現金給付には意味がない』
赤字国債を発行して、現金を給付する。使い道がなければ、貯蓄に回る。貯蓄は赤字国債の購入に回る。
お金があるとする。いい車を買う。気持ちよく走らせる道がなければ、宝の持ち腐れである。
お金があるとする。いい家を建てた。水害で使い物にならなくなった。
国家としての豊かさは、インフラ整備にあることに気づく必要がある。
経済成長 と 分配 は車の両輪ではない。
経済成長は、インフラ整備によってもたらされ実感できる。
分配は、資本主義経済によって必然的にもたらされる格差を縮小させるものである。これにより、Σ購買力を増大させデフレ対策となる。
経済格差を理想的になしとしても、経済成長分の均等割である。
便利で快適で安全な生活を実感できることが経済成長の報酬である。
経済成長戦略と分配戦略は、全く次元の違う話でなければならない。
これを同列に論じる我が国の新総理はおそらく大事なことが理解できていないようである。
コメント3件
杉原 一法
生活費に回す人前回の給付より確実に増えてる
貯蓄へ回す人が分れば良いけど、それを日本の政治家がやると実質的給付なしの所に線引きするからしょうがないです。
· 返信する · 10時間
新井 圭輔
10月11日 20:34 ·
『経済成長の本質とは』
選挙が近いので、皆色々議論していますが、30年間GDPが上昇していない我が国にいかなる処方箋が有効か、全く理解されていないようです。
経済を成長させる最初のスウィッチは、大規模な公共事業であることに意見の一致を見なければならない。
ちょっと人が出ると日本の高速道路はすぐに渋滞となる。毎年のように大きな河川が氾濫する。橋が崩落する。トンネルの天井が崩落する。
今こそ列島改造が必要だという議論になってほしい。
まず建設業界に仕事を発注する。建設業界の人が潤う。それが順次、広がる。これこそが経済成長の当たり前の姿である。財源は建設国債で構わない。
中国と日本の決定的な差は、インフラ整備の速度の違いだと思っている。
中国では、しばらく見ないと、景色が全く変わってしまうという。
我が国では、静岡の国道1号線バイパス2車線化工事も、30年経っても、いまだにちんたらちんたら工事が続いている。
とにかく仕事が遅い。報酬が出来高払いになっていないのかな?と思わせるほどである。
高速道路が渋滞しないように、どんどん工事をすればいいと思う。
河川はしっかり浚渫して、流量を増やすことが急務であることが共通認識となっていない。
経済成長は、大規模な公共工事を引き金としなければならないのである。
20時間前 ·
『プライマリーバランスの均衡を目指すのは正しいとはいえない理由』
まず、お金は『消費に回る部分』と『消費に回らない部分』に分けられる。
単純に言うと 消費量∝豊かさ である。
国家予算レベルでは、 歳出∝国家の豊かさ である。
『消費に回らない部分』=『税金』+『貯蓄』 である。
プライマリーバランスの均衡=『国家の歳出』と『税金』の均衡
税金の徴収が甘いと貯蓄が増える。
いずれも消費に回らなかったお金である。
個人レベルの『消費に回る部分』と国家レベルの『歳出』は多いほど豊かさにつながる。
そして言うまでもなく『国家の歳出』=『税金』+『赤字国債』
我が国の場合、
『赤字国債の本質』は『貯蓄の動員』であり、
『赤字国債』<『貯蓄』なので、
現状のままで何ら問題はない(破綻など起こりようがない)。
従って、我が国において、
『プライマリーバランスの不均衡は破綻を招く』
と言う命題は完全に誤りなのである。
我が国において、
『プライマリーバランスの均衡を目指す』と
消費に回る以外のお金を全て税金にすることになる。
これでは、
個人レベルにおいても貯蓄を削って消費に回す余裕を奪うことになる。
会社においては内部留保を設備投資に回すと言う選択肢がなくなることになる。
『プライマリーバランスの均衡を目指す』
これが机上の空論であることにお気づきいただけるであろうか?
机上の空論を文藝春秋に寄稿すると言うのは、財務次官としては甚だ恥ずかしいことなのである。
コメント5件
萩原 敦
わざわざ糖尿病患者に糖質摂取させてインスリン注射で下げるべきという理屈と
プライマリーバランスの均衡を目指すべきという理屈は広い意味でどちらも意味がないということで似てます。... もっと見る
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新井 圭輔
10月12日 22:32 ·
『現金給付には意味がない』
赤字国債を発行して、現金を給付する。使い道がなければ、貯蓄に回る。貯蓄は赤字国債の購入に回る。
お金があるとする。いい車を買う。気持ちよく走らせる道がなければ、宝の持ち腐れである。
お金があるとする。いい家を建てた。水害で使い物にならなくなった。
国家としての豊かさは、インフラ整備にあることに気づく必要がある。
経済成長 と 分配 は車の両輪ではない。
経済成長は、インフラ整備によってもたらされ実感できる。
分配は、資本主義経済によって必然的にもたらされる格差を縮小させるものである。これにより、Σ購買力を増大させデフレ対策となる。
経済格差を理想的になしとしても、経済成長分の均等割である。
便利で快適で安全な生活を実感できることが経済成長の報酬である。
経済成長戦略と分配戦略は、全く次元の違う話でなければならない。
これを同列に論じる我が国の新総理はおそらく大事なことが理解できていないようである。
コメント3件
杉原 一法
生活費に回す人前回の給付より確実に増えてる
貯蓄へ回す人が分れば良いけど、それを日本の政治家がやると実質的給付なしの所に線引きするからしょうがないです。
· 返信する · 10時間
新井 圭輔
10月11日 20:34 ·
『経済成長の本質とは』
選挙が近いので、皆色々議論していますが、30年間GDPが上昇していない我が国にいかなる処方箋が有効か、全く理解されていないようです。
経済を成長させる最初のスウィッチは、大規模な公共事業であることに意見の一致を見なければならない。
ちょっと人が出ると日本の高速道路はすぐに渋滞となる。毎年のように大きな河川が氾濫する。橋が崩落する。トンネルの天井が崩落する。
今こそ列島改造が必要だという議論になってほしい。
まず建設業界に仕事を発注する。建設業界の人が潤う。それが順次、広がる。これこそが経済成長の当たり前の姿である。財源は建設国債で構わない。
中国と日本の決定的な差は、インフラ整備の速度の違いだと思っている。
中国では、しばらく見ないと、景色が全く変わってしまうという。
我が国では、静岡の国道1号線バイパス2車線化工事も、30年経っても、いまだにちんたらちんたら工事が続いている。
とにかく仕事が遅い。報酬が出来高払いになっていないのかな?と思わせるほどである。
高速道路が渋滞しないように、どんどん工事をすればいいと思う。
河川はしっかり浚渫して、流量を増やすことが急務であることが共通認識となっていない。
経済成長は、大規模な公共工事を引き金としなければならないのである。