健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

゜日本の医療制度は最短5年で破綻 」するとは思いませんが、破綻はしますね。あと15年で82歳まではこのまま

2016-09-28 20:23:47 | 自分の覚え

現役厚労幹部官僚が告発「日本の医療制度は最短5年で破綻

 

最大の原因は夏井医師の指摘のとおり。医療費かかる高齢者の自己負担が少ない。とすれば、際限のない治療を求めるのは人の常。誰から治療費とろうと同じ。高齢者に過剰な治療は医者の常。


 


  • 【「自堕落な生活で人工透析やってる連中なんか全員殺せ」 長谷川豊ブログ・発言が物議】
     この長谷川なる人物が完全に誤解しているのは,人工透析になる糖尿病患者さんの多くは「糖尿病治療をきちんと受け,医師の言いつけを守り,栄養指導どおりの食生活を送っている」とのであって,「糖尿病治療を受けない,医者の言いつけも守らない,栄養指導を無視」して人工透析になったわけではない,ということです。
     つまり,きちんと糖尿病治療を受けて血糖コントロールをしているのに,腎不全になり,人工透析になっているのです。
     理由は,糖尿病標準治療(カロリー制限をして,カロリーの6割は糖質で,糖質で上がった血糖をインスリンで下げる)が基本的に間違っているからです。そのため,糖尿病治療をきちんと受けているのにグルコース・スパイクが起こり,そのたびに腎臓の動脈がボロボロになり,腎不全になったのです。
     この長谷川なる人物が,「人工透析になると一人あたり年間500万円の医療費がかかり,このままでは医療財政,国家財政がパンクする」ことを知ったら,もうちょっと勉強して,「その原因は厚労省が推奨する糖尿病治療のためである」と書けば絶賛を浴びたと思います。

     どこに問題点があるかといえば,「医者は治療するのが仕事」という大前提でしょう。治療するのが仕事であり使命だから,採算(なんて下世話なこと)は考えずに「治療できるものは治療しないといけない・治療すべきである」と考えます。その結果,高額医療になりますが,それは保険診療で公的扶助をすればいいよね,と考えます。「人の命はゼニカネの問題ではない」以上,医者は治療にかかる費用を考えないからです。
     どんなに金をかけてもいいから治療しろ,と言われれば,医者サイドとすれば何でもありになります。患者一人の治療に5億円かかっても10億円かかっても,それは治療をする医者にすれば問題外です。医者の関心は「治せるか,治せないか」だけですから。
     そして,患者サイドからしても,治療に5億円かかろうが10億円かかろうが,それは問題外です。一人の命は地球より重い,という大前提があるからです。治療にかかる金額で,治療すべきかどうかを判断されてはたまりません。

     つまり,医療提供側(=医者)と医療授受側(=患者)に「この医療は行うべきか否か」の判断を任せれば,医療費は増加し続けます。提供側は医療を提供したいし,授受側は医療を受けたいからです。その結果,医療費は「青天井」になります。
     この「青天井」状態が正しいのか間違っているのか,厚労省も医師会も判断を保留というか,放棄しています。その結果,「前例踏襲」的に治療が続けられ,国庫を圧迫しています。これは紛れもない事実です。

     医療費高騰を「悪」と考えるのであれば,非医療者による第三者委員会を立ち上げて,保険診療ですべき治療とそれ以外の私費診療すべき治療を峻別すべきです。
     医療費高騰を「善」と考えるのであれば,今まで通りに医者と患者に治療を判断させればいい。
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