ただし、同研究所によると、これまでのところ、入院が必要になるなど重症化する割合は、BA.1もBA.2も変わらないとみられるという。
一方、英国の健康安全保障庁によると、既存のワクチンがこれまでの変異株に比べて効きにくく、感染や発症を防ぐ効果が低下するという特徴は、BA.2もBA.1と同じだという。発症を防ぐ効果は、2回目接種完了から25週間以上経った後では、BA.1が9%だったのに対しBA.2は13%、3回目の追加接種から2週間後にはBA.1が63%、BA.2は70%と差はなかった。
オミクロン株は当初、新規感染者の増加が速い一方で、ピークに達して減るのも速く、流行は比較的短期間に収束するのではないかと考えられていたが、BA.2系統が増えてきているデンマークや英国などでは減り方が予想よりも大きくない。BA.2系統の増加で、流行が予想より長引く可能性がある。(科学ジャーナリスト・大岩ゆり)
https://dot.asahi.com/aera/2022020700082.html?page=2
一方、英国の健康安全保障庁によると、既存のワクチンがこれまでの変異株に比べて効きにくく、感染や発症を防ぐ効果が低下するという特徴は、BA.2もBA.1と同じだという。発症を防ぐ効果は、2回目接種完了から25週間以上経った後では、BA.1が9%だったのに対しBA.2は13%、3回目の追加接種から2週間後にはBA.1が63%、BA.2は70%と差はなかった。
オミクロン株は当初、新規感染者の増加が速い一方で、ピークに達して減るのも速く、流行は比較的短期間に収束するのではないかと考えられていたが、BA.2系統が増えてきているデンマークや英国などでは減り方が予想よりも大きくない。BA.2系統の増加で、流行が予想より長引く可能性がある。(科学ジャーナリスト・大岩ゆり)
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