栄養学のお勉強 63 血糖の重要性
各界で問題視されている糖質ですが、体中の組織のエネルギー源としては必要不可欠なものです。とくに脳や神経系、赤血球は主にグルコース(ブドウ糖)をエネルギー源としているので、血液中の血糖には非常に重要な役割があります。
と、ここだけを見ると「なんだ、やっぱり砂糖が必要じゃん!」と砂糖肯定をしたくなる人もいるかもしれませんね。
でも、ここまでお付き合いいただいた方ならお分かりになるはずですw
特に脳は大喰らいです。重量は体重のわずか2%程度でしかないのに、エネルギー消費量は基礎代謝量の約20%にもなるそうです。
もし摂取した糖質だけをエネルギーとしていたら、人間は毎晩のように低血糖発作を起こして昏睡したまま目覚めなくなる日があるかもしれませんw
そうならないように、脳はブドウ糖だけでなく非常時にはケトン体もエネルギーにすることが出来ます。しかし、それでは不安なので食事による血糖維持ができない時には「糖新生」行なわれるんですね。
つまり無理矢理考えると、糖新生のための材料が揃っていれば糖質摂取は不要であるとも言えます。
あ、注意ですが、日頃甘い物をバクバク食べまくってた人がいきなり完全な糖質制限をすると、甲状腺機能に異常を来したり、イライラして周囲の人に迷惑をかける場合があるので絶対にやめてください。
まずはゆっくりと減らすことから始めて下さいねw
今日はここまでです。
3年前にかかれています。いまだに、糖質制限、そんなに普及していません。特に、医療関係のかたは。