私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

バーント・ノートン Ⅴ 33~36行目

2009-12-04 21:36:59 | 英詩・訳の途中経過
Burnt Norton     T.S.Elliot

        Ⅴ[ll.33-36]

Sudden in a shaft of sunlight
Even while the dust moves
There rises the hidden laughter
of children in the foliage


バーント・ノートン     T・S・エリオット

        Ⅳ[33-36行目]

ふいの光の矢の内に
芥の移ろうとき
隠処の笑いのあがる
葉の陰の子らの声が


   ※35行目「隠処」は「こもりく」。こもりくの初瀬の国。…少々文語的過ぎる気もします。すなおに「隠れた笑いがあがる」のほうがいいだろうか? 思案中です。