コヤチン、さまよい日記

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平成の怪物松坂が引退。

2021-07-09 23:49:37 | プロ野球
7日、平成の怪物と呼ばれた西武ライオンズの松坂大輔が引退を発表しました。
最後は故障を克服する事ができずに悔やしい思いでの引退の決断になったんじゃないでしょうか。

横浜高校時代無敵の強さを持っていた投手でした。春夏連続優勝を果たすなど華々しい活躍でした。
夏の準々決勝のPL戦は今でも語り草になる高校野球史上の名勝負だと思います。延長17回を投げきって勝利して準決勝は登板を控えたものの最後出てきてしっかり抑えて決勝進出。
決勝ではノーヒットノーランで優勝を飾るというドラマのシーンを見ているかのような優勝でした。

甲子園の優勝投手はプロでは活躍できないと言われていましたが、西武に入団していきなり先発して初勝利という離れ業もやってのけました。
西武で活躍後はメジャーに挑戦して2007年レッドソックスに入団して順調に活躍しますが故障がつきまとうようになり、2014年のメッツを最後に日本に帰国することとなります。

帰国してソフトバンク入りしますが3年の在籍で登板僅かに1試合と故障を引きずったまま悔しい思いをしますが、翌年中日のテストを受け合格して入団その年6勝4敗でカムバック賞を受賞。
復活かと思えましたが翌年は僅か2試合の登板に終わりました。
2020年古巣西武に復帰しますが登板の機会がなく、2021年もここまで登板がありませんでした。

輝かしいデビューを飾った平成の怪物も後半はケガとの戦いだったと思います。
「もっとできるはずだ」と彼は思っていたでしょう。球団もファンも悔しかったと思いますが、本人は我々が思うより何倍も悔しかったはずです。
実績は日米併せて170勝ですがそれ以上に記憶に残る選手だったと思います。
ずっと日本にいればもっと勝ち星を刻めたのかもしれませんが、彼のチャレンジでしたのでこれで良かったのかもしれません。

松坂大輔、お疲れ様。そしてありがとうございました。