「左よ~し!」
「右よ~し!」
「koyabiyoriのkoyaはこの奥ですよ」
「♬ふふふーふ フ~ン♫」
「おい、三毛ちゃん鼻歌うたってないで」
「すこしはおじさんを、見習って案内しろ!」
「あたし、十分看板猫出来てるんじゃない」
「でもね、
ホントに誰も来ないのよ」
「来たときだけ、真剣にやれば問題ないでしょ?」
「・・・」
「それにしてもいい天気、まさにkoyabiyori」
「私も看板猫やめて、koyaに行こうかしら」
「あ~つまんない」
「ギンさん一緒に行かない?」
「またたび新しいのあるかもよ」
「あら、やだ!話しながらでんぐり返ししてたら、舌出ちゃった!?」
「ん!」
「あら、なんか扉が開いて大きいのが出てきたわ?
じゃあ、ご一緒しましょう」
「足元の煉瓦に、お気を付けてくださ~い」
「フラッグの先ですよ」