新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

コアジサシの砂浜-3 歩くコアジサシ,そして抱卵

2016-05-28 06:00:35 | コアジサシの砂浜
コアジサシ 学名・sterna albifrons 英名・Little Tern

 コアジサシが砂浜に降り立ちました.灼熱の砂浜を,短い足でエッチラオッチラ歩いてきます.途中,シロチドリの威嚇をものともせず,どんどん近寄ってきます.今回のシロチドリの威嚇行動には,雌も参加しています.

 歩いてきたコアジサシが,足を止めて砂の上に座り込みました.予期しない,まさかの抱卵でした.

 コアジサシが座り込んだ砂浜には,巣材も何も無い砂の窪みに1卵が無造作に転がっていました.

コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雄
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 抱卵
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 抱卵
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 抱卵
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 巣と卵
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


 明日,5月29日から投稿を休みます.再開は,6月1日になる予定です.

コアジサシの砂浜-2 コアジサシを威嚇するシロチドリ

2016-05-27 04:42:04 | コアジサシの砂浜
シロチドリ 学名・Charadrius alexandrius 英名・Kentich Plover
コアジサシ 学名・Sterma albifrons    英名・Little Tern

 コアジサシの近くにシロチドリの雄が現れました.あちこちを行ったり来たりしています.何か普通と違うと気づいて観察を続けると,シロチドリは,背を低めてコアジサシの周囲を回りながら徐々にその距離を詰めていきました.

 シロチドリは,明らかにコアジサシを威嚇しています.コアジサシが不用意にシロチドリの縄張りに入り込んでしまったのでしょうか? シロチドリは,執拗に威嚇を続けます.このときは,直接的な攻撃には発展せず,コアジサシが飛び立って収束したのでした. 

シロチドリ 雄.
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雄.
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雄.
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ. シロチドリ 雄に威嚇される
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ. シロチドリ 雄に威嚇される
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ. シロチドリ 雄に威嚇される
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ. シロチドリ 雄に威嚇される
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雄. コアジサシを威嚇する
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市




コアジサシの砂浜-1 コアジサシの給餌

2016-05-26 05:48:21 | コアジサシの砂浜
コアジサシ 学名・Sterma albifrons 英名・Little Tern

 早朝の浜辺に,15羽ほどのコアジサシが羽を休めていました.「キリッ キリッ」,あちこちで求愛給餌が行われていました.

 群れから離れた砂浜に座り込み,観察をはじめました.一度座り込んだら最後まで移動できません.コアジサシたちを驚かせてしまいます.後は,運を天に任せてひたすら待つのです.

 砂浜をトコトコと歩いてきた1羽のコアジサシが,歩みを止めました.しばらくして,「キリッ キリッ」という鳴き声が近づき,それに応えるように砂浜のコアジサシも鳴きました.一瞬の出来事でした.給餌が行われたのです.小魚は,アッという間に飲み込まれていきました.

 「求愛給餌」と思うでしょう.僕もそう思っていました.すぐ後でわかったのですが,すでに繁殖ペアが成立しており,近くで営巣していたのです.抱卵中の雌への給餌だったのです.

 そして,これから驚愕の出来事が次から次へと繰り広げられるのでした.その出来事とは,今後の投稿をご期待ください.

コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ 給餌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市

ミユビシギ 夏羽

2016-05-25 07:10:09 | シギ科
ミユビシギ 学名・Calidris alba 英名・Sanderling

 海辺の砂浜で,20羽ほどのミユビシギの群れがいました.冬のミユビシギと本当に同じ種類,と見違えそうな夏羽へとその装いを変えていました.

 冬羽のミユビシギも可愛いですが,これから恋の季節を迎えるミユビシギは,振るいつきたいほど素敵です.

ミユビシギ 夏羽
撮影日時 2016.05.22 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 夏羽
撮影日時 2016.05.22 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 夏羽
撮影日時 2016.05.22 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 夏羽
撮影日時 2016.05.22 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 夏羽
撮影日時 2016.05.22 撮影場所 新潟県新潟市

サンコウチョウ 沢の奥から「ホイホイ」

2016-05-24 04:24:37 | カササギヒタキ科
サンコウチョウ 学名・Terpsiphone atrocaudata 英名・Japanese Paradise Flycatcher

 沢の奥から,「月日星 ホイホイ」「キチジ ホイホイホイ」とサンコウチョウのさえずりが響いていました.さえずりがやむと,「ギィッ ギィッ」ときしんだような声が聞こえます.2羽います.サンコウチョウの戦いがはじまったのです.ときどき,長い尾をひいて飛ぶ姿が見えます.「ツキヒホシ ホイホイ」「キチジ ホイホイ」「ギィッ ギィッ」.サンコウチョウの戦いは続きます.

 昨年,サンコウチョウの撮影に挑戦,何度か奈落の底に突き落とされましたが,かろうじてその姿を捉えることができました.さて,今年は?

サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡

コアジサシ 飛翔

2016-05-23 05:15:09 | カモメ科
コアジサシ 学名・Sterma albifrons 英名・Little Tern

 新潟の海にコアジサシが帰ってきました.青空の中を飛び,翔ります.灼熱の夏の到来です.

 コアジサシは,新潟では夏鳥です.広い砂浜や川の中洲などで集団で繁殖します.最近,減少が著しく環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に,新潟県では準絶滅危惧種に指定されています.

 広い砂浜や,河口の砂洲では,小さいながらも繁殖コロニーが形成されているかもしれません.そのような場所で,「キリッ キリッ」と鳴き騒ぐ鳥がいたら,すぐに離れてください.あなたの足が,卵やヒナを踏み潰してしまうかもしれないのです.人や犬,車やバイクの侵入は,コアジサシの集団繁殖地に大きな打撃を与えます.砂浜は,人にとって憩いの場にもなりますが,コアジサシやシロチドリには命を育む大切な場所なのです.

コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市


コアジサシ
撮影日時 2016.05.19 撮影場所 新潟県新潟市



ムギマキ 鮮やかなオレンジ色

2016-05-22 08:18:55 | ヒタキ科
ムギマキ 学名・Ficedula mugimaki 英名・Mugimaki flycatcher

 どこからか,ルリビタキに似たさえずりが聞こえてきました.はじめはゆっくりと,途中でテンポが速まって終わります.似てはいるのですが,ルリビタキとは明らかに違います.どう表現したら伝わるだろうかと努力してみたのですが,音楽的な才能のない僕には無理でした.

 さえずりが聞こえる方向に双眼鏡を向けると,胸の鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできました.ムギマキです.昔,粟島で観察して以来,数十年ぶりの再会でした.恋焦がれていたムギマキは,積もる想いを語りかける間もなく姿を消してしまいました.

 次回は,何時,何処で出逢えるのでしょうか? そのときこそ,ムギマキの魅力を十分に堪能させていただけるでしょうか? 腕に磨きをかけてお待ちしています.

 「鳥の歌の科学」(川村多実二著.臼井書房.昭和22年刊)では,ムギマキについて 「ピッピ ピ ピ ピッィピ」とさえずり,その間に「チロ チロ ピリリリリリ」という別の歌を挟んで鳴いていた と紹介しています.
 
ムギマキ 雄
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムギマキ 雄
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムギマキ 雄
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムギマキ 雄
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムギマキ 雄
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

コサメビタキ

2016-05-21 05:00:14 | ヒタキ科
コサメビタキ 学名・Muscicapa dauurica 英名・Asian Brown Flycatcher

 コサメビタキは,ヒタキ科サメビタキ属の地味で小さな鳥です.見通しのよい木の枝にとまり,飛んでいる昆虫を見つけると空中で追いかけて捕食します.目が大きく,嘴は短めで口元にいくほど幅広になっています.

 コサメビタキは,新潟では夏鳥で平地から山地の林で繁殖しています.かっては,人家の近くや海岸の松林などでも営巣していたのですが,現在では減少が著しいようです.新潟県では,準絶滅危惧種に指定されています.

コサメビタキ
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市


コサメビタキ
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市


コサメビタキ
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市


コサメビタキ
撮影日時 2016.05.09 撮影場所 新潟県新潟市

コゲラ 水浴び

2016-05-20 08:10:59 | キツツキ科
コゲラ 学名・Dedrocopos kizuki 英名・Japanese Pigmy Woodpecker

 小さな水溜りにコゲラがやってきました.右を見,左を見て安全を確かめます.水溜りを覗き込み,座り込みました.

 水浴びを始めましたが,水の量が少なく,まるでつぶれたカエルのような姿です.森のニンフの湯浴み姿を想像していたので,その落差に思わず噴出してしまいました.

コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市

センダイムシクイ

2016-05-19 05:02:53 | ムシクイ科
センダイムシクイ 学名・Phylloscopus coronatus 英名・Eastern Crowned Warbler

 センダイムシクイは,夏鳥の先駆けです.新緑の中,透き通った「チヨチヨビー」のさえずりが響き渡ります.

 センダイムシクイの姿は,緑の中に溶け込んでいます.耳を澄まし,葉陰の動きに目を凝らします.俊敏に動き回り,葉先に飛びついていた影が,一瞬の間,動きを止めて黄白色の眉斑が見えました.

センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市