ムネオ日記
2006年8月4日(金)
びっくりと言うより、何を考えているんだと思う記事に驚く。「岐阜県の組織ぐるみの裏金問題で、500万円が焼かれたり捨てられたりしたことも判明した。知事部局では、98年から2001年にかけて総額約100万円を2人の職員が焼却したり、3人が事務所のごみに混ぜて捨てたりしたという。98年度に発覚を恐れて当時の副知事らが裏金を職員組合の口座に集めるよう指示していた」(読売新聞39面)。なんという組織だろうか。当時の知事はじめ、副知事から退職金の没収をすべきである。組織ぐるみは明らかであり、「4億超流用 保管に困り?」と読売新聞には大きな見出しになっている。岐阜県としても、堂々と説明責任を果たしてほしい。潔く具体的な責任の取り方を明らかにしてほしいと、しみじみ思ってやまない。
前上海総領事の杉本信行氏が亡くなり、産経新聞が3面、6面で大きく扱っている。その中で外交評論家の岡本行夫氏は「また一人外交官が『戦死』した」と書いているが、杉本氏が上海総領事をしていた時、自殺した館員は「戦死」でなかったのか。川口元外相も著書の中で、奥、井上両氏の死には触れているが、自分が大臣の時亡くなった上海総領事館員の死には一切触れていない。差別をする外務官僚のやり方に、憤りを感じるものである。
岡本氏は「上海総領事の時代、中国公安当局が彼の部下の電信官を自殺に追い込んだ。その時杉本氏が個人的に行った強硬な抗議は、北京の指導部を動揺させたと聞く。しかし彼は語らぬままだった。」と記しているが、個人的に中国に抗議したとするなら、中国が個人の話を受け付けるのか。日の丸を背にして、自国の外交官の命を取られた国の威信にかけて抗議するのが筋ではないのか。昨年末、週刊文春の記事になってから外務省が慌てて中国側に抗議したが、逆に中国側から「この件は決着済みだ。日本外務省とは話がついている。」と開き直られたではないか。
仲間をかばうのも良いが、本当の親切、思いやりとは、「いいものはいい、悪いものは悪い」とはっきり言ってあげる事ではないかと思うのだが。私から見れば、旧国鉄から外務省に入り、慣れない職場で一生懸命努力しながら、ちょっとした事で人生を終えなければならなかった電信官の気持ちを思うと、外務省の体質に問題ありと考える。上海総領事館員自殺についても当時の川口大臣、竹内事務次官は国民に対して一切の説明をしていない。尊い命をどう受け止めるのか。川口元大臣は、今や国民を代表する参議院議員である。竹内前次官は外務省顧問である。逃げないで堂々と国民に説明責任を果たして欲しいと願ってやまない。
午前中議員会館で仕事。13時56分東京駅発で八戸へ。民間人主催の会で講演。皆さん熱心に耳を傾けて下さる。今月も講演が何件か入っているが、外務省の話が一番関心があり、またうける。事実に基づく話ほど説得力のあるものはない。私なりの発信を地道に続けて参りたい。
夏の甲子園の組み合わせが決まり、開会式直後の第一試合に北北海道代表の白樺学園が登場する。初出場なので雰囲気に飲み込まれず、普段の野球をして貰いたい。南北海道代表の3連覇を狙う駒大苫小牧高校は、5日目に登場。是非とも春に出場辞退した分も合わせて頑張ってほしい。なんとか日程をやりくりして、応援に駆けつけたいと思う。
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2006年8月4日(金)
びっくりと言うより、何を考えているんだと思う記事に驚く。「岐阜県の組織ぐるみの裏金問題で、500万円が焼かれたり捨てられたりしたことも判明した。知事部局では、98年から2001年にかけて総額約100万円を2人の職員が焼却したり、3人が事務所のごみに混ぜて捨てたりしたという。98年度に発覚を恐れて当時の副知事らが裏金を職員組合の口座に集めるよう指示していた」(読売新聞39面)。なんという組織だろうか。当時の知事はじめ、副知事から退職金の没収をすべきである。組織ぐるみは明らかであり、「4億超流用 保管に困り?」と読売新聞には大きな見出しになっている。岐阜県としても、堂々と説明責任を果たしてほしい。潔く具体的な責任の取り方を明らかにしてほしいと、しみじみ思ってやまない。
前上海総領事の杉本信行氏が亡くなり、産経新聞が3面、6面で大きく扱っている。その中で外交評論家の岡本行夫氏は「また一人外交官が『戦死』した」と書いているが、杉本氏が上海総領事をしていた時、自殺した館員は「戦死」でなかったのか。川口元外相も著書の中で、奥、井上両氏の死には触れているが、自分が大臣の時亡くなった上海総領事館員の死には一切触れていない。差別をする外務官僚のやり方に、憤りを感じるものである。
岡本氏は「上海総領事の時代、中国公安当局が彼の部下の電信官を自殺に追い込んだ。その時杉本氏が個人的に行った強硬な抗議は、北京の指導部を動揺させたと聞く。しかし彼は語らぬままだった。」と記しているが、個人的に中国に抗議したとするなら、中国が個人の話を受け付けるのか。日の丸を背にして、自国の外交官の命を取られた国の威信にかけて抗議するのが筋ではないのか。昨年末、週刊文春の記事になってから外務省が慌てて中国側に抗議したが、逆に中国側から「この件は決着済みだ。日本外務省とは話がついている。」と開き直られたではないか。
仲間をかばうのも良いが、本当の親切、思いやりとは、「いいものはいい、悪いものは悪い」とはっきり言ってあげる事ではないかと思うのだが。私から見れば、旧国鉄から外務省に入り、慣れない職場で一生懸命努力しながら、ちょっとした事で人生を終えなければならなかった電信官の気持ちを思うと、外務省の体質に問題ありと考える。上海総領事館員自殺についても当時の川口大臣、竹内事務次官は国民に対して一切の説明をしていない。尊い命をどう受け止めるのか。川口元大臣は、今や国民を代表する参議院議員である。竹内前次官は外務省顧問である。逃げないで堂々と国民に説明責任を果たして欲しいと願ってやまない。
午前中議員会館で仕事。13時56分東京駅発で八戸へ。民間人主催の会で講演。皆さん熱心に耳を傾けて下さる。今月も講演が何件か入っているが、外務省の話が一番関心があり、またうける。事実に基づく話ほど説得力のあるものはない。私なりの発信を地道に続けて参りたい。
夏の甲子園の組み合わせが決まり、開会式直後の第一試合に北北海道代表の白樺学園が登場する。初出場なので雰囲気に飲み込まれず、普段の野球をして貰いたい。南北海道代表の3連覇を狙う駒大苫小牧高校は、5日目に登場。是非とも春に出場辞退した分も合わせて頑張ってほしい。なんとか日程をやりくりして、応援に駆けつけたいと思う。
鈴 木 宗 男
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