鴻風俳句教室

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結ばれし赤き糸なり端午節

2007年06月17日 00時43分23秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ
 一人の女子学生Lが、講義が始まる前に
「先生、腕を出して。」という。
 いわれるままに、腕を出した。

 赤い糸にビーズがいくつかついた糸を、
 ぐるぐると巻いてくれた。
 早とちりの、句写美じぃじは、
 「お!彼女の印なのかと思ったね^^」

 夜に、携帯電話で、
 「今日はありがとうね。あの赤い糸は、先生と赤い糸でむすばれた、
 恋人同士のしるしなのかい。」と聞いたら、

 「違うんです。」と、のたまった。
 「あれは何の印なんだい。」と聞いたら、
 「中国でも、この東北地方に伝わる風習で、
 「端午節(タン・ウゥ・ジィエ)」の前に腕に巻いて、
端午節が過ぎた最初の雨の日に糸を切って、道に捨てるの。」という。

 「そっか、日本では、赤い糸で結ばれている二人といって、
 恋人同士の意味があるんだけれど、そうじゃないのかい。」といったら、
 「中国にはそんなのはないは。」と、あっさり否定されてしまった。

 「そっか、わかった。でも、じぃじには、記念だから、
 端午節が終わったら大事にとって置くよ。」と言って、電話をきった。

 そういえば、4~5日前に、このLから、
 「先生は何色が好き?」と聞かれて、
 「赤色だね。」と答えていたよ。
 糸の色は、5色あるそうだ。
 でも、中国には、赤の色が一番ふさわしいね。 

 中国には農歴が生きている。
 今年の「端午の節句」は、6月19日だ。