>おみ堂の前に立つ煙山桜
>香煙と思へぬ煙山霞
>最盛期過ぎし桜の吉野山
俳 句
>>おみ堂の前に立つ煙山桜
>>香煙と思へぬ煙山霞
>>最盛期過ぎし桜の吉野山
>吉野山には石碑が数基見ることができた。
その中の一基に最初に「花」と読め、最後に「芭蕉」と読める石碑が一基あった。
>吉野で詠んでいる句は、「芭蕉と吉野山」の説明板の通り、3句よりないが
上の条件に当てはまる俳句が一句有る。
>>花をやどにはじめをはりやはつかほど
>この句であろうと思われるのである。吉野山の風雨に晒され、文字は磨滅しているが、
この句より無いであろうと思われるのである。
>全集などでは
「よしのにて桜見せふぞ檜の木笠」が先の句に続いてある。
したがって、先人が、この「花」の句も吉野で造られたものとして、
石碑にしたのであろう。
>この「花」の句は、「つぼみ始めてから散り終わるまで、折々の花あの景趣に魅せられて、
ついうかうかと二十日余りも花の下に逗留したことであった。」と言うのである。
ついでにこの「花」は桜ではなく「牡丹」の花で詠んだものである。