・すべてじぃじの家の庭に咲く花々である。サビタの花もである。
・もっとも「サンスベリア」だけは年がら年中、家の中に鎮座している。
・サンスベリアは去年から咲きだし、去年は3本咲いた。だが今年は2本だ。来年は1本のつもりなのかもしれない。
・ともあれ我が家に来る人は「これにも花が咲くんだ。」と言って愕いている。
・花の咲かない植物はないだろう。
・「箱根空木」も名前に「箱根」は付くが、「箱根では見たことがない。」等という人もある。
・北海道では「サビタの花」というが、本州では「糊空木」というし、ま、花の名も厳密では無いようだ。
・「桔梗」は俳句では「秋」の花になっている。昨日も、本州に住んでいる女性から、
・「桔梗が今頃咲くの?本州では一ヶ月も、もっと前に終わったは。」と言われた。
・こうなると、俳句での季語の分類も、その地方によって違うではないか。
・「擬宝珠の花」はこれから咲き出す。じぃじの庭には四種類のギボがある。
・雨が3日降り続き、花たちはみんな地に伏せている。7月30日紀
・俳人の詞は虚実空木散る(箱根空木)
・下校児の聲辛き出す風涼し (フロックス)
・ルピナスの乱立を吹く阿諛の風(ルピナス)
・するするとサンスベリアの花となる(サンスベリア)
・花の師の母が好めり擬宝珠の花(ギボの花)
・サビタ咲くアイヌコタンの出入り口(サビタの花)
・桔梗咲く海南縞の海弾け(ききょう)
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