鴻風俳句教室

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写真と俳句で美を追求しましょう
そしてこの世に生まれてきた証を残しましょう
 

みちのく櫻紀行(東北さくら絵巻)五:風光る阿武隈川や長き貨車

2017年05月12日 19時43分07秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

 

・宮城県柴田郡柴田町大字船岡館山頂に「船岡城址公園」がある。

・山頂とは入ってもそこまではケーブルカーが運んでくれる。

・スロープカーというのが正しいようである。

・山頂には高さ24mの船岡平和観音像が立っている。

・この観音は柴田町船岡出身の野口徳三郎氏が昭和50年10月に、

・亡妻シズ夫人の冥福と世の平和と安全の願いを込め、私財を投じて建立し他という。

・コンクリート製だが、高さは24mになり、手には平和の象徴であるハトを抱いている。

・また山頂には1000㎡の花のガーデンがあり、100種類の花々が咲き乱れ散る。

・山頂からは阿武隈川や東北本線や奥州街道が見え、柴田町の全容が見える。鴻風

 

・風光る阿武隈川や長き貨車

 

 

 

・数知れぬ眼下の墓や若葉風

 

 

 

・ダンサーの裳裾深紅の郁子香

 

 

 

 

 

 

・花桃に囲まれし家赤き屋根

 

 

すみれ草大僧正や衣の濃紫

 

 

 

口開き日輪受け入れ郁金香

 

 

 

・散らぬ間の花の目映き紫木蓮

 

 

 

・春日や草花の陰鮮やかに

 

 

 

・先決を思はす石楠花日は天心

 

 

 

・庭師みな好漢なりきチューリップ

 

 

 

・風を呼ぶスノードロップ日は翳り

写真12枚

 

 

 

 


みちのく櫻紀行(東北さくら絵巻)四:花桃の濃淡の紅起ちあがる

2017年05月07日 22時13分20秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

 

 

なでしこ?か、せきちく?か

 撫子と石竹と未だに間違う。いずれにしても歳時記なら「夏」であったり、「秋」であったりする。「撫子」なら「秋」

「石竹」なら「夏」となっている。この花は春に咲き、すでに枯れ始めている。まして「みちのく」である。

 

・花桃の濃淡の紅起ちあがる

 花桃の色が色が実に美しい。北海道では見られない花である。

 

・石楠花4題

 

 

・石楠花の芯各々に日を浴びて

 

 

 

 

 

 

 

・石楠花やケーブルごとりと動き出す

 

 

・喘ぎつつケーブル桜の山登る

 

 

・綻びる桜へ観音微笑めり

 

 

・観音の抱きし鳩よ春の山

写真9枚

 

 

 

 

 

 

 

 


みちのく櫻紀行(東北さくら絵巻)三:やがて散る櫻よわれよ宿縁よ

2017年05月04日 16時46分58秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・「三春の瀧櫻」の第二弾である。

・この瀧櫻だけなら5分もあれば一周できるが、柵にそって歩くと⒉~30分は掛かるだけの道順である。

・生きている間に再び訪れることはないと思うと、胸が熱くなった。

・一昨年は「薄墨桜」を尋ねたが、はっきり言って、こちらのほうが「日本一の大きさ」と言われるだけあって、

・素晴らしいと思った。来年は「神代櫻」を見に行こうと思っている。

 

・「三春の瀧桜」の案内板

 

 

 

・やがて散る桜よわれよ宿縁よ

 

 

 

・泣く赤子抱く丈夫や花の下

 

 

 

・千年の桜花に別離の涙垂れ

 

 

 

・脚光を浴び瀧櫻艶やかに

 

 

 

・菜の花のゆきわたりたる三春町

 

 

 

・水仙の清楚な顔に背かれる

 

 

 

・咲き満ちて緋桃は四方へあふれ出し

 

写真8枚

 

 


みちのく櫻紀行(東北さくら絵巻)二:日光の連山に添ひ朝霞

2017年05月01日 22時38分10秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・三春町、みはる観光協会の「三春瀧櫻」パンフレットより」

所在地:福島県田村郡三春町大字滝あざ桜久保地内

種 類:エドヒガン系のベニシダレザクラ

大きさ:高さ13,5m 幹回り8,1m 根回り11,3

    枝張り 東へ11,0m 西へ14,0m

        南へ14,5m 北へ5,5m

樹 齢:1000年以上と推定される

見 頃:4月中旬から下旬

特 徴:小さな 紅色の花を無数に咲かせ、まさに滝が流れ落ちるように見えます。

 

・日光の連山に添ひ朝霞

・日光連山には雪が消え残っている。

 

 

・緑立つ阿武隈川の岸辺見ゆ

・橋の下がせき止められているように見えたが。

 

 

・三春町「三春の瀧櫻」場内マップ

 

 

・杖十本支えし三春の瀧櫻

・俳句では10本としたが、正確には14~5本あるように見えた。

 

・菜の花の縁取る三春の瀧櫻

・菜の花の黄色が、中国の大地、山東省四平を思わせた。

 

 

・瀧櫻天より枝垂れ瀧なせり

・滝桜を取り囲んで、回廊が続いている。

 

 

・老櫻やみちのくの空晴れ渡り

・今回の旅行では一粒の雨にも遭わず、最高の天気であった。

写真8枚