鴻風俳句教室

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長浜市黒壁スクエア:伊吹山残雪の肩なだらかに//黒塀の名残の倉や春の空

2013年04月26日 16時35分34秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ
.4日間安全に運んでくれたライオンのついたバス。


・バスの窓から見た伊吹山と伊吹山地。山頂にはまだ雪が耀いていた。
>>伊吹山残雪の肩なだらかに


・長浜市「黒壁スクエア」散策。信号灯が変わっている1本の柱から腕が伸び出し、
 交差点の真ん中で四方から見えるようになっている、凄く見やすい気がしたが。
 みなさんは交差点の真ん中に信号があるのはどう思いますか?
>>見やすさの紅緑灯や春の風・・「紅緑灯」とは中国語での信号機である。


・次の2枚の写真は「曳山」と呼ぶようだが、「長浜まち歩きMAP」などもいただいたが、
 説明がされていない。しかし、こうしたものを見たことの無いkouには
 物珍しく思われるのである。
>>連獅子の屋形の色彩春深む


>>大手門通りにぎはふ春の午後


・「北国街道」沿いに続く古い街並みの一角にある約30館からなる、
 総称「黒壁スクエア」これらの中心には、
 明治時代から黒壁銀行の愛称で親しまれました。 
>>黒塀の名残の倉や春の空





・銀行跡を改装した「黒壁ガラス館」には、世界中の名高い工房の作品など、
 ガラス製品を3万点を展示即売している。


>>のどけしや番傘開き吊る店も 




・歴史を感じさせる「常夜燈」である。これも、じぃじには珍しいものである。
 北海道でこうした常夜燈を見ることはできないからである。


・ビールジョッキを運ぶ、胸の大きなお姉さんが立っている傍らに
 「右 多に久○」と読める石碑の道しるべがある。
 長浜から少し離れた所に「谷汲」というところがある。
 おそらくこれを知らせるものであろう。
 その下の写真に「北国街道」の案内が見られる。


>>道幅の狭き街道春の風


・案内板の文字が小さくて読み辛いかも知れないが、
 「金のわらじ」の説明が書かれてある。
 木下藤吉郎が信長のわらじを懐であたため出世した故事にちなんでいる。
>>春の日に耀く金の草鞋の緒




・豊臣秀吉茶亭門である。この説明文は字も大きく読めることと思われる。
 この門をくぐったところに喫茶店のあるのも面白い。
>>春の日の差し込む秀吉茶亭門






・瓶の底を上手に切りとり、その中に電球を入れ灯りとしている。
 面白いと思う。ガラス屋さんなのだろうか。
>>瓶の底切りとり春の灯を点し


・「お旅所」とは神社の祭礼の時に、
 お神輿が本宮から渡御してとどまる所を言うのだが、
 これまた北海道にはこれほど立派な「お旅所」は無いので、
 やはり、歴史を感>>ずるのである。
>>御旅所の屋根に春禽来て去れり



>>根尾の淡墨桜をアップしてから、俳句冊子「句写美・67号」を作成するのに追われていて、
  「長浜市・黒塀スクエア」を貼るのが遅れた。
>>次は「長浜城と桜」である。


俳句
>>伊吹山残雪の肩なだらかに
>>大手門通りにぎはふ春の午後
>>連獅子の屋形の色彩春深む
>>黒塀の名残の倉や春の空
>>のどけしや番傘開き吊る店も 
>>道幅の狭き街道春の風
>>春の日の差し込む秀吉茶亭門
>>春の日に耀く金の草鞋の緒
>>瓶の底切りとり春の灯を点し
>>御旅所の屋根に春禽来て去れり


根尾谷淡墨櫻:銀翼に残雪の富士包みたる//淡墨の櫻と心一つにす

2013年04月14日 20時44分05秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ


 2013年4月8日新千歳空港から中部国際空港を目指して出発する。
 前日の7日は全国的な春の嵐で飛行機が飛ばなかった。
 最初7日出発で申し込んだが、満席ということで8日出発となった。
 何が幸いするかわからないものである。



 >>眼下(まなした)に白鳥大橋春の旅
 新千歳を飛び立ちほぼ水平になったときに眼下を見ると、
 室蘭の「白鳥大橋」が見え、海岸線が雲の合間に見える。
 素晴らしい快晴である。





 >>銀翼に残雪の富士包みたる
 日本海側を南下しているにも関わらず、遠くに富士山が見える。
 中国から日本に来る時も日本が近づくにつれ富士山が見え始める。
 日本人だと言う気持ちを強めるのである。いつ見ても富士山は日本の母なる山である。









 >>山上に城見え春のバスの窓
 長良川が見える。
 高校教師の時に金沢の紡績会社を訪問した。
 その時に長良川の鵜飼を見た。長良川という響きがなつかしい。
 その時に見た山上にあった城が「岐阜城」であったのだろう。





 >>実篤の石碑に桜降り注ぐ
 岐阜県根尾谷に到着。
 今回の旅ではこの「淡墨桜」を見たいのも目的のひとつであった。
 バスを降りて一番先に目に着いたのがこの武者小路実篤石碑であった。









 >>淡墨の櫻と心一つにす
 岐阜県根尾谷の淡墨櫻にあうことができた。
 どんぴしゃりと満開にであった。
 石碑に書かれている説明文を読んでほしいが、
 幹回り9メートルの巨木、年数は1500年以上の桜にただただ圧倒される思いである。





 >>春風に幟揺らめく大師堂
 淡墨櫻より少し坂道を登ったところにお堂が見える。
 見ると「淡墨大師」と書かれた幟が立っている。
 桜の木も1500年も経つと神格化されて当然と言えば当然なのかもしれない。





 淡墨櫻の説明板である。是非読んでいただきたい。


俳句
>>眼下(まなした)に白鳥大橋春の旅
>>銀翼に残雪の富士包みたる
>>山上に城見え春のバスの窓
>>実篤の石碑に桜降り注ぐ
>>淡墨の櫻と心一つにす
>>春風に幟揺らめく大師堂