・水引草は紅だが、その中に白、或いは白く見える物がある。銀水引きという。
・「露草の色は?」と聞かれたら「青」と答えるだろうが、本当は「白」なのである。
・遅く蒔いた朝顔の花が開き始めた「縁の色」とはこの紫を言うのだろう。
・台風9号が過ぎた後、青い「虚栗(みなしぐり)」が落ちていた。
・「実無し栗」をなぜ「虚栗」と書くのかという質問を受けた。
・向日葵は花をと言うより、その実を思い出す。
・中国の学生は暇があれば向日葵の種を食べていた。女子学生は、食べるために上の前歯を2本削っていた。
・一、二本銀水引きの花紛れ
・水引草水流れゆく夕間暮
・一群の水引草に日は陰り
・露草の白き真実透き通る
・露草や意志の強さを折り曲げて
・初めての朝顔縁の色なりき
・牽牛花長江見下ろす窓に置く
・青きまま枝を棄てたる虚栗
・やがて朽つ青毬栗の針美しき
・まだ若き向日葵蒼天仰ぎをり
・種子重く頭(こうべ)を垂れし天蓋花
・写真11枚・俳句11句