http://www.hochi.co.jp/topics/20161109-OHT1T50150.htmlより転載
木村太郎氏、トランプ氏勝利を受け「TPPはもうない」「同盟負担をやめたいのが本音」
ジャーナリストの木村太郎氏(78)が9日に放送されたフジテレビ系「みんなのニュース」(月曜~金曜・後4時50分)に出演し、次期米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏(70)が勝利したことを受け、日米関係の劇的な変化を“予言”した。
木村氏は大統領選の序盤からトランプ氏の勝利を予告していた。番組では選挙戦での日米関係にかかわるトランプ氏の公約を紹介。トランプ氏が環太平洋経済連携協定(TPP)の破棄を宣言していたことについて、木村氏は「TPPはもうないです」と断言した。TPP承認案は日本では4日に衆議院特別委員会で与党などの賛成多数で可決。9日朝の自民・公明の両党の幹事長・国対委員長会談で、10日の衆院本会議での採決を目指す方針を確認している。
また、トランプ氏が防衛に関して「同盟国の駐留費負担増」を宣言していることについては「(トランプ氏は)お金の問題じゃなくて、同盟負担をやめたいという本音がありますから、(駐留米軍が)いなくなることを前提に考えないといけないと思います」と分析。「そういう時に日本は一体どうするんだという議論を始めないといけない」と訴えた。
伊藤利尋アナ(44)が、トランプ氏は日本の憲法を意識していないのでは、と問いかけると、「日本の憲法なんてどうでもいいんですよ、トランプ氏に言わせると。米国はこういう考えだからこうするよ。だから、日本は日本で考えてよ、ということです」と述べ、今後の日米同盟に劇的な変化があることを示唆した。
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