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こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

早春の新雪を被った浅間山を望む(2020年3月)

2020-03-16 | 山を眺める

浅間山(2,542 m)は、わたくしたちの市街地から80 kmほど遠方に鎮座している。それにもかかわらず、わたくしたちはこの山の存在を強く意識している。とくに、このものが冠雪の姿になったときにである。その姿は、富士山と見間違えるほどのコニーデ型独立峰として視界に入ってくる。

さて、今週日曜日(早朝)、軽井沢方面からのライブカメラ映像に、新しい雪を被った浅間山の姿が現れた。映像では、山体のかなりの部分が雲で覆われていた。しかし、雲は間もなく去るとの直感に急かされて、わたくしはいつもの展望台(300 m)に向かった。

 

展望台では、年に数回はあるだろうかと思いたくなるほどの絶景が、わたくしを迎えてくれた。白衣をまとった浅間山が、群馬の市街地(桐生市、みどり市、伊勢崎市、前橋市、高崎市)の奥に聳えていたのであった。

 

浅間山の右側(北方向)には、雪を被った榛名山が見える。

 

望遠で浅間山を引き寄せる。珍しく、山頂からの噴煙は見えなかった。雪の効果で、浅間山のみならず、左右(南と北)そして前に連なる山並みにおいて、山肌の凹凸が鮮明になっている。

 

雲の流れが変わったのであろうか。剣ヶ峰が雲に隠れるときがあった。

 

再び、望遠で浅間山を引き寄せる。

 

 

撮影、3月15日朝、群馬県桐生市(白葉峠)にて。


朝日に染まる富士山を望む(埼玉県所沢市にて、2020年1月)

2020-01-25 | 山を眺める

今週は、富士山を80キロメートルほど離れている地点で眺める機会があった。埼玉県所沢市において望む富士山の姿は大きく、インパクトが感じられるものであった。日の出のときを過ぎると、高峰を覆う雪面が朝日に染まった。真冬の朝夕において雪面が朝日や夕日で紅色に染まった高峰は、紅富士といわれている(山梨日日新聞社ホームページ)。

 

高峰の眺めは部分的に大型の高圧送電鉄塔で妨げられている。しかし、視点は人口35万の市街地の中である。私たちは送電鉄塔が存在をポジティブな方向で受け入れることにした。ともかく、紅富士を眺めながらの朝食の味は格別であった(知人に深謝)。

 

高峰の色彩は時々刻々と変化した。

 

青空を背景とする高峰。山腹での突起は宝永山である。

 

強い北風によるものであろうか、高峰の山腹から白雲が長くたなびきはじめた。左端に写っている山頂は大室山(おおむろやま、丹沢山地北部の雄峰、山梨・神奈川県、1,587m)である。

カシミール3Dによる展望図。視点から見える山頂の数は多い。

 

1月21日朝、埼玉県所沢市にて。望遠(70-200 mm)、ホワイトバランスは昼光色、PLフィルター使用。

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所沢市のホームページ(富士山方向の撮影画像)によると、市役所から富士山までの直線距離は約83 kmである。所沢市:埼玉県西部、武蔵野台地に位置している。南部には狭山丘陵が広がっている。市内には日本で初めて飛行場が建設された。


浅間山を眺める(2020年1月)

2020-01-03 | 山を眺める

浅間山(標高2,568 m)は長野県と群馬県の境に位置している成層火山である。冠雪の時季になると、群馬県側(東側)から眺める山体は富士山のそれを想わせるほど、印象的になる。

元旦に近所の低山で撮った画像から。

奥秩父連山、群馬県西部の山並み、八ヶ岳連峰、そして浅間山(右奥)

 

 

視点から浅間山までは約100 kmである。

 

望遠レンズでの圧縮効果を利用して。浅間山の向かって左側は剣ヶ峰、右側は籠ノ登山、そして湯の丸山である。

 

夕刻になると、雪面が夕陽に染まる。

 

撮影、1月1日午後4時過ぎ、桐生市にて(標高300 m)。


赤城山の北面で出会った晩秋の風景(1)、武尊山方向、2019年11月

2019-11-18 | 山を眺める

赤城山の山麓(標高1,000 m以下)で、黄葉と紅葉の景色に出会うために、わたくしたちは赤城山の北側に向かった(16日)。わたくしたちがビュースポットに到着したとき、天気予報とは裏腹に上空は厚い雲で覆われていた。それでも、ときどきは、雲間からの日差しで黄葉や紅葉が浮き出る場面が現れた。

「武尊山と前衛の山並みにおいて」

「武尊をホタカと読める人は、山好き以外にあまりいないだろう。」との出だしで、深田久弥はこの山(標高 2,158 m)を紹介している(日本百名山、新潮社、1991年)。武尊山は岩峰(成層火山)であり、上州武尊山とも呼ばれている。

このときは、前衛部での色彩が印象的であった。

 

2枚組パノラマにて。


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ビュースポットを離れてから(帰路にて)。武尊山では、先週中頃(13日)に初冠雪が観測された。平年より10日遅く、昨年よりは7日早い観測とのこと(前橋地方気象台HP)

 


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撮影、11月16日午後、赤城山北面(群馬県昭和村)にて、EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L。


霧ヶ峰(車山高原(長野県))での秋景、2010年9月

2019-09-30 | 山を眺める

今日は、徒然なるままに、かつて撮ったRAW画像を現像してみた。


中央の秀峰は、北八ヶ岳の最高峰、蓼科山(2,530 m)である。

 

蓼科山と白樺湖


蓼科山と連なる北八ヶ岳の峰々


南八ヶ岳連峰と富士山。


雲海から顔を出す富士山と言うことになるだろうか。

 

車山の山頂で一望する八島湿原(高層湿原)

 

車山は南アルプスの展望台である。

 

 


「霧ヶ峰の最高峰は車山(1,925 m)であるが、それも骨の折れる山でなく、ゆるやかな傾斜をのんびり登って行くうち、いつか三角点に達する.....(深田久弥、日本百名山、新潮社、1991年)」


山頂での展望。


八島湿原で望む車山(気象庁、気象レーダー観測所)

 

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撮影、2010年9月中旬、午後。


冠雪の浅間山を麓で眺める、軽井沢町追分にて(2019年3月)

2019-03-24 | 山を眺める

軽井沢町追分(早稲田大学セミナーハウス)で眺める冠雪の浅間山はまことに魅力的である。軽井沢町を訪れるとき、わたくしたちは毎回この場所で浅間山を眺めながら小休止をする。

 

  

この風光明媚な場所で学生のオリエンテーションなどが行われるのであろうか。

 

雪面には風紋が残っている。

 

浅間山の火山活動の歴史を物語るような地形のクローズアップ。

 

2枚組によるパノラマ。左奥に聳えるのは剣ヶ峰であろう。

 

撮影、3月中旬。


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火山活動が活発なときに撮った画像から(2008年11月下旬)


冠雪の浅間山を麓で眺める、国道146号(軽井沢)にて(2019年3月)

2019-03-23 | 山を眺める

日頃、浅間山を100kmほど離れた展望台で撮っていると、この山の大きさと美しさを麓で実感してみたくなる。ある日の午後、わたくしたちは軽井沢町(長野県)に向かった。このときの天候は3月にしては絶好の展望日和になっていた。撮影ポイントは、車でアクセスできる国道146号での峠の茶屋(峰の茶屋)などである。ちなみに、国道146号は軽井沢(国道18号)と長野原(群馬県)とを結ぶ路線である。


峠の茶屋(峰の茶屋)で眺める浅間山。雪面での陰翳と風紋が午後の陽射しで強調されている。

 

 縦構図にて

 

 

峠の茶屋は浅間山と小浅間山の登山口である。

 

2枚組でのパノラマによる山体撮影

 

この時季限定の造形から、雪が飛ばされて生まれた優美な曲線(稜線)

 

雪面での風紋のローズアップ

 

 曲線(稜線)のクローズアップ

 

国道146号(撮影ポイント付近、水洗トイレあり。このときは、路面は乾燥状態)。

 

国道146号、万山望(雄大な浅間山のビューポイント)にて。

 

万山望にて(その2)。

 


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撮影、3月中旬(午後2-4時)、色温度は5000 K。

 


凍てつく朝に眺めた浅間山、2018年1月

2018-01-15 | 山を眺める

先週から、凍てつくような天候が続いてる。とくに北風が吹くと、身が凍えるほど体感温度は低い。そのようなときに限って、雪化粧をした浅間山の姿が美しい。昨日も、この白き山を望遠レンズで引き寄せて眺めたいとの誘惑に、私は勝つことができなかった。

 

 

展望台に着いたときは雲に覆われていたが、次第に雪山としての姿が現れてきた。それにしても、展望台に吹き上げてくる風は冷たかった。

 

もう一つの展望台にて。浅間の隣にそびえ立つ剣ヶ峰は雲で隠れている。山頂からの噴煙が見えない姿は冠雪の富士山を連想させる。

 

1月14日朝、群馬県桐生市にて。EOS 6D、EF 70-200 mm IS USM、円偏光フィルター使用。


浅間山を久し振りに遠望する 2017年9月

2017-09-22 | 山を眺める

明日は秋分の日、天候が回復してほしいものである。さて、昨日は久し振りに浅間山を自分達が住む街で遠望してみた。今週は、同山の頂とその周辺に日が沈む。

小高いスポットで眺める浅間山など。左から、浅間山(2569 m、その左は剣ヶ峰)、浅間隠山(双耳峰)、榛名山(鋭峰は相馬山)。


剣ヶ峰、浅間山、そして浅間隠山(1757 m)。

 

浅間山のクローズアップ(望遠、320 mm)。浅間山は街から約80 km遠方、真西の方向に位置する。火口から噴煙が北方向にたなびいている。

 

このとき、太陽が左上から山頂方向に向かって沈みはじめた。しかし、夕刻からの用事はキャンセルできそうもなかった。落日に向かうときの光景に後ろ髪を引かれる思いで、わたくしは撮影を止めた(余談、あいつに引っ張れるほどの後ろ髪?と言われるかもしれないが(苦笑))。

撮影、9月21日、午後4時頃、群馬県桐生市にて(日の入りの時刻は午後6時頃)。


ブックマークとしてリンクしている写師センさんのブログ(星山花、大自然を撮る)には、この日の見事なダイヤモンド浅間が記事になっている。秋分点 ダイヤモンド浅間 https://blogs.yahoo.co.jp/sen3yma3/18224105.html

 

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2015年9月に、同じスポットで撮影した画像から。

このときは、巻雲が夕日に染まる光景が印象的であった。落日の前に鮮やかな彩雲が現れた。

 

ダイヤモンド浅間と夕日に染まって輝く巻雲

 

落日後での空を覆う巻雲の色彩と躍動感。