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金地院

2010年03月25日 | 京都
天寿庵の次は、同じく南禅寺の塔頭である金地院にやってきました。

元は北山にあったものを以心崇伝が南禅寺の塔頭として移建したものです。崇伝は徳川家康に仕え、「黒衣の宰相」とも呼ばれました。

ここには、方丈の前に小堀遠州による「鶴亀の庭」が広がります。



明智門を潜ると、まず弁天池が現れます。



順路は、池の畔から緑の木々の中を進んでいきます。

そして、小高い丘の上にある東照宮を目指します。






東照宮






東照宮の前にて



創建当初は、日光東照宮と比べられたほどだったそうです。



東照宮の脇から急な石段を下ると開山堂の前に出ます。



開山堂の前から方丈前庭の白砂の広がりが望めます。



方丈の前に廻ると、目の前に「鶴亀の庭」が広がります。



かなりの広さがあります。

そして、背後の丘の木々と溶け合い、雄大な庭となっています。

庭に性別があるとすれば、「実に男らしい庭」といえると思います。






細かい意匠でいえば、開山堂への敷石とその周辺が私の気を引きました。










尚、庭園拝観とは別に、小堀遠州による茶室「八窓席」などの内部を拝観することもできますが、いつでも見ることができるというわけではありません。
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