木っ葉の微塵日記

流れ者が日々のあれこれをつぶやきます。当たって砕けるかも~
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食品ロス率4.1%に減少?

2006-08-06 17:34:34 | Weblog
農林水産省のプレス発表
http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20060804press_5.pdf
では、世帯(家庭)における1日1人あたりの食品使用量は1167グラムで、そのうち47.3グラム(4.1%)がロス(食べ残しもしくは廃棄)だという。

自分の家は、すぐに「もったいない」って思ってしまうので、よほどのことがない限り、食べ残したり、そもそも食べられる食材を賞味期限切れ等で捨てたりすることはない。重さを量ったりしたことは無いが、1%以上ということは考えられない。

だけれども、日本の平均と言った場合に、4%というのは意外と少ないと感じた。このような調査結果は、どれほど信頼できるものなのだろうか?

詳しい資料
http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/loss2005-setai/loss2005-setai.pdf
を見ると調査方法が記されているが、選んだ1000世帯から、6月、9月、12月、3月のそれぞれ1週間の食品使用と廃棄の量をノートに記して自己申告してもらったのだという。

ここで考えられる問題は、そのような調査を依頼された家庭が、なるべく廃棄しないように努力してしまうのではないかということだ。食品を無駄にしていることを恥ずかしいと感じる人は少なくないと思う。

ところで「外食産業調査結果」
http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/loss2005/loss2005.htm
というのが別にあって、「昼食時の食べ残しは3.2%」という結果になっているのだが、これまた実態より少ないように感じる。実は、この数字には厨房で捨てられてしまう部分は含まれていないのだが、ファーストフードとかの店によっては、その部分が多いように思う。

さらに加えて言えば、夜の食事、宴会、披露宴、ビュッフェ(バイキング)など、食品を無駄にしていそうなシーンが、いっぱい思いつく。

それら全てを含めた、この国全体の本当のロス率がどれくらいになっているのか、そっちの方が気になる。