木っ葉の微塵日記

流れ者が日々のあれこれをつぶやきます。当たって砕けるかも~
(コメント・トラックバックは事前承認制です)

横浜市青葉区が男性長寿日本一?

2008-04-26 18:17:54 | Weblog
数日前の報道で「平均寿命を市区町村別で見ると、最も長いのは、男性では横浜市青葉区(81.7歳)、女性は沖縄県北中城(きたなかぐすく)村(89.3歳)」というもの、女性の沖縄は“なるほど”だけど男性の横浜は“意外だ”と思った人が多いと思う。

これの元ネタは、厚労省の「平成17年 市区町村別生命表」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts05/index.html
だ。

報道にも「05年の人口や04~06年の死亡数などをもとに算出した。」とあるように、その地域に住んでいる人、その地域で亡くなった方の年齢から決めているということのようだ。

裏を返せば、その地域に高齢の方が多いという意味なのではないだろうか。あるいは、平均寿命というのは生まれた赤ちゃんが何年生きられるか、という推定であるから子供の死亡率が低いと平均が高くなるとも聞いたことがある。

平均寿命は“保健福祉水準を総合的に示す指標”だというのだが、それを市区町村ごとに区切るのは細かすぎるように思える。住所が何々市にあると言っても、そこに1日中いるという訳でもないだろうし、それに今そこに住んでいると言っても、人生の中で引っ越ししない人の割合はどれくらいなのだろう?

「最も短いのは、男性は大阪市西成区(73.1歳)、女性は東京都奥多摩町(82.8歳)」と大きな差があるとも思えず、こんな調査をしていることに、どんな意味があるのか、ちょっと理解できない。

厚労省には、もっと優先してやるべきことがあるのではないか。