台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

日月食堂

2004年08月19日 | 飲み屋


今日は、黒シャツ隊のM君・T君と、夏林路の
” 日月食堂 ( ズーユエシータン ) ” に行った。
 
このミセは、
台南海鮮の激戦地 - ” 夏林路 ” の中でも
結構、人気がある店だが、
フシギなことにどんな網路 ( ワンルー、インターネット ) の記事でも
取り上げられたことはない。

小さいが、バラックのような建物の構えと、
その上におおいかぶさるみたいに茂る木の風情が、
ミョーに、人を惹きつけるミセだ。

今日は、
夜になってから雲行きがあやしくなってきて、
オレ達が
” 日月食堂 ” についた時には、
雷まで鳴り出していた。
それなのに、ミセに入ったら  

「 やべ。 」

屋根のある場所のテーブルは全部満席で、
しょうがなくオレ達は、外にある木の下のテーブルに座った。

チョビッとふり出した雨を気にしながら
( 言っとくが台南の雨はハンパじゃないぜ、
ふるときは、でかいフロおけをひっくり返したみたいにふるゾ。 )、
オレ達はちょっとあせって、食いモンを注文した。


 

最初に、
啤酒(ビール)屋ではサービスの定番の、
” さらしたまねぎ ” がでた。 
オレ達はミセでコレがでるとちょっとうれしい。 
それに、味も結構うまかった。

そのうちに
” 九層塔螺 ( ジョウゼンタールオ、台湾バジルと巻貝の炒め ) ” や、
” 鼓汁蚵仔 ( グーツーオア、カキのドウチーソースあえ ) ” なんかの、
頼んだものがどんどんでてきて、
それぞれ火の通り方も、味付けも申し分なかった。
 
ミセの人も親切で感じが良い。

ラオパンの子供がミセのなかで遊んでいたが、
しゃべっている声がきれいな、
可愛らしい子供達で、ついでに写真をとった。

食って、飲んでいるうちにいつのまにか、
ホンキで降りそうだった空が、逆に晴れちまって、
ちょっと涼しい風も吹いてきた。

ミセに入った時は
「 ちょっとミスったかなー。 」
なんて思ったオレ達だったが、
最後には大満足になって、
M君とオレは帰り道を歩いて行くことにした。





勘定を払って、ミセを出ようとしたとき、
なぜかT君一人が、
何も言わずイスに座ったまま立とうとしない。

・・・・・・ワケがわからずに見つめるM君とオレは、
T君の背中から、なんか説明不能な哀愁を感じた。


     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


やがて、やっとT君が小さな声でつぶやいた。

「 オレ、今日、80円しか持ってナイっすよ~。 」


 ----  バカやろー! どーしたのかと思ったゼ! 
くだらねー心配させんじゃネー! 


オレとM君は、
没銭先生 ( メイチェン、お金を持っていない人 ) のT君の分を払ってから、
夏林路をやけに元気よく歩き出した。



「 今日のメシ代は、そのうしろ姿の出演料  - ってことにしておくゼ。 」




今日は、ウェイトと30分のJOGをやりました。

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2 コメント

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黒シャツ隊入隊希望 (Black Shadow)
2005-08-05 12:03:16
はじめてコメントします。

私は黒シャツ隊に入隊を希望するBlack Shadowと申します。

どんな修行にも耐えて立派な隊員になる自信があります。

申込書と案内はどこへ行ったら手に入るのか教えてください。

宜しくお願いします。
返信する
Black Shadow さんへ (kool_tada)
2005-08-07 10:48:22
Black Shadow さん、



黒シャツ隊の修行は、本当に辛くて苦しいですよ。

強靭な胃袋、分厚い面の皮、そして、羞恥心から完全に開放される心の強さが無くては、到底つとまるものではありません。

今まで何人もの人が修行途中で挫折して、ただのポロシャツ野郎に逆戻りしてしまいました。

そんな苦しい黒シャツ隊に、どうしても入隊したいというのなら、あなたの e-mail アドレスを、” コレまでの台南・ダイアリー全リスト3 ” の所に書いてある、kool_tada のアドレスへ連絡して下さい。

応募要綱を確かに送付差し上げます。



では、失礼いたします。
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