台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

夜猫子稗酒屋

2004年08月05日 | 飲み屋


今日は、黒シャツ隊のM君・T君と、
台南市中心から離れた中華路にあるのに
啤酒屋界ではダントツの超人気点、
” 夜猫子啤酒屋 ( イエマオツピージョウウー ) ”
に行った。
( タイトルのピーは漢字が違うが字が化けるから似てるので代用)

参考のために言うと
” 夜猫子 ( イエマオツ ) ”
っていうのは、
中国語で
” ふくろう ”
のことだが、転じて、
” 夜遅くまで飲んで遊ぶ人 ”
の意味がある。
 
台南の飲み屋で、どこのミセがはやってる
- って話なら、
なんていっても、民族路の
” 山根寿司 ” か、この
” 夜猫子 ”
っていうことになる。
 
このミセは、
前は小東路にあって、一回り小さい店構えでやっていた。 
そのときも、すごい人気店だったが、
” 座れない ” なんてことはあまりなかった。
 
だが、こっちのデカイ店舗に移ってからは、
逆に、待たずに入れる時の方が少くなってしまった。 
今や、みんなが認める
” 台南でいっとうはやっているビール屋 ” だ。

今日は、5時位からのすごいスコールのせいで、客の出足が遅く、
珍しくすんなり席に着くことが出来た。 
座ってみると、前のミセの時には見たことが無い様な、
立派な
” 上班族 ( サンパンツー、サラリーマン ) ” や 
” 家族連れ ”
でいっぱいだった。
 
いつも頼む
” 下巴 ( シャーパ、魚のアラの塩焼き ) ” や
” 烤蚵仔 ( カオウア、焼きがき ) ”
とかを食ったが、
相変わらず、他のミセとは一線を画すウマさだ。
 
特に炒飯は、
冷凍ミックスベジタブルを使ったようなものを出すような店は、
はだしで逃げ出だしたくなるような出来だ。
 
今日、 ” 夜猫子 ” には、
二人も啤酒小姐がいた ( さすがは超人気店だ ) 。 
その内の一人は、前に ” 天堂鳥 ” の時に
写真を取らせてもらったアサヒビールの娘で、小姐もこっちを覚えていた。 
目ざとくやってきて愛想を振りまくので、
色々からかってから、2ビン頼んだ。
 
顔見知りのミセのラオパン ( 主人 ) もやってきて、
しきりにタバコを勧める。 
楽しくて、オイシイ、いい雰囲気だ。

・・・・・だが、
食ってるうちに黒シャツ隊の二人とオレは、
だんだん口数が少なくなっていった。

” なにかが、前と違う。 ” 

- 今日、
  最初に来たとき感じたその気持ちが、だんだん強くなる。

その感覚は、ミセのせいじゃあなく、
どうもおれ達の中にある何かのせいのようだった。

オレは、

「 応援していたインディーの歌手のコが、いつの間にか
メジャーのアイドルになってたら、こんなキモチになるかもな-。 」
なんてぼんやり考えた。

そしてそのあとは、
客がどんどんやってきて、外で待っているヒトも増えてきたので、
オレたちはミセをでることにした。





写真は、タクシーを待っている黒シャツ隊の後ろ姿だ。
 
ホントは、別に何もしゃべってはいなかったんだが、
オレには
” 万年インディー ”
の二人の、こんなつぶやきが聞こえたような気がした。

「 オレもいつまでもこんなふうに、フラフラしてられないよな-。 」

「 ズリー、こいつ自分だけオトナになろ-としてる。 」

「 いや、・・・ソンナ・・・。 」

「 ・・・そっか・・・・・・・・。 」






今日は、ちょっと足が張っていたので、練習を休みました。

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