”今回も引続き、魯味(ルーウェイ)”の話だ!
うまくて、安くて、
食いたい食材が食いたいだけ選べる ” 魯味 ” 。
- だが、不思議と日本人は食わないんだよナ。
聞いてみたら、食わない人の中には、
「 魯味屋の食材/注文の仕方がよく判らない。 」
という人が結構いた。
そこで
” 魯味というもの ”
の全般について簡単に説明することにした。
- って先回書いたんだが、
食材の説明はあまり丁寧にやらなかったんで、
今回、
家の近くに開店した持ち帰り専用の魯味屋
” 魯味坊 ”
を題材に、そこら辺の解説を追加するゾ。
今日題材にする
” 魯味坊 ”
は場所としても台南市の外れの方にあるし、既出の
” 府城魯味 ”
とか
” 新府城魯味 ”
みたいな有名店でもなんでもなくて、
よく台南の町中にある、普通の持ち帰り専用の魯味店だ
今日、ここを取り上げた主な理由は、
上の写真を見るとよく判るが、
このミセが、
新しく開店したばかりできれいなことと、
食材の並べ方がきっちりしていて、
” 魯味の食材の解説をする ”
と言う目的にぴったりだったからだ。
でも、それだけじゃなく
味も水準以上だし、価格も安いから、
わざわざここまで魯味を買いに来る必要はないが、
もしか近くに来る機会があった人は、
ぜひ寄ってみると良いゾ。
それじゃこれから、写真に沿って食材の説明をする
豚皮、ツーピー:豚の体の皮、ゼラチン質が多くふるふるした感じ。
豆格子、トウグーツー:厚揚げに斜め格子状の切れ目を入れたもの
豆干、トウガン:豆腐を乾燥させたもの、普通の豆腐よりかなり固くて、
色々な形のものがある。
豚頭皮、ツートウピー:豚の頭の皮、豚皮より歯ごたえがある。
魚蛋、ユイタン:魚のすり身を小さな団子状にして揚げたもの。
なぜか台湾の人は上海名物と思っている。
青椒、チンジャオ:ピーマン。ところで、チンジャオロースーは有名だが
台湾でピーマンを食べるようになったのは結構最近のことだ。
小黄瓜、シャオファンクワ:きゅうり
黒輪、ヘイルン:魚のすり身と少しの野菜の刻みを円盤状にして揚げたもの。
台湾語では ” オレン ”。
野菜がないものは ” 甜不辣、テンプラ ” という。
炸豆腐、ザートウフ:豆腐にうすい衣をつけて揚げたもの。
香、シャングー:しいたけ
金針、ジンツェングー:えのきたけ
鴨血堡、ヤーシェパオ:家鴨の血をゼラチンで固めたもの。
” 堡 ” の本当の字は下部が ” 土 ” でなくて ” 火 ”。
四季豆、スーチートウ:いんげんまめ
脆皮、ツェイピー:湯葉をたたんで重ね、すだれみたいな切れ目を入れたもの。
海帯、ハイタイ:昆布、肉厚のものがうまい。
豚耳朶、ツーアートウ:豚の耳、こりこりしていてゼラチン質部分もある。
豆干、トウガン:豆腐を乾燥したもの。
小熱狗、シャオルーコウ:ソーセージ、
ちなみに ” 熱狗 = ホットドッグ ”のこと。
竹輪、ツールン:ちくわ
鴨腸、ヤーツァン:あひるの腸
蟹棒、シェバン:カニかまぼこ
魚板、ユイパン:魚のすり身を板状にして蒸したもの。
鴨血糕、ヤーシェカオ:家鴨の血ともち米を混ぜて固めたもの。
豚の血を使ったものもある。
見分け方は、うすい円盤状の形をしたのが鴨血糕で、
直方体に切ってあるのが豚血糕。豚血の方が色が濃い。
どちらもあまり味や臭いはなくてただのお餅みたいだ。
” 血だー ” っていう感じは殆どない。
豚脚、ツーチャオ:とんそく、普通魯味屋においてあるのはつま先ではなく、
もっと上の部分で、ゼラチン質が少ない。
豆干、トウガン:豆腐を乾燥したもの。
鴨胗、ヤーツェン:あひるの砂肝。歯ごたえがあっておいしい。
白蘿蔔、パイルオポー:だいこん、ちなみににんじんは ” 紅蘿蔔 ”。
鴨肝、ヤーカン:あひるの肝臓 ( これの上等のがフォアグラ。
ここでは1個10元って書いてあるけどネ。 )
百頁豆腐、パイイエトウフ:うすい豆腐を沢山重ねて ( 100ページ )から
全体を圧縮して水を抜きながら固めたもの。
豆干ほどではないが普通の豆腐より歯ごたえがあって味が濃い。
割と最近食べられるようになった食材だ。
鴨翅、ヤーツー:あひるの手羽先
鴨頭、ヤートウ:あひるの頭、あひるの頭はなかなかポピュラーな食材で
” ○○家鴨頭 ” みたいな専売店が結構ある。
鴨掌、ヤーツァン:あひるの脚、これは鶏よりめずらしい。
尹麺、インメン:広東式の意麺。
意麺については、鹹水式と広東式に分類して、既出の
” 阿龍意麺 ”
” 進福鱔魚意麺 ”
” 民族路鍋焼意麺 ”
等で相当まじめに解説しているので、そちらを参考にしてくれ。
冬粉、トンフン:はるさめ
豆皮、トウピー:うすい豆干を揚げたようなもの、鍋にもよく入れる。
科技麺、カーシェメン:食品会社の ” 統一 ” が作っている
” チキンラーメン ” みたいなインスタントラーメン。
これを魯味に入れると結構ウマイ!
高麗菜、カオリンサイ:キャベツ
A菜、エーサイ:しゃきしゃきした青菜。日本では作っていない野菜だと思う。
以上が、
” 魯味坊 ”
にあった食材だが、他にもポピュラーなものとして、
鴨舌、ヤースオ:あひるの舌
貢丸、コンワン:豚肉の団子
糯米腸、ヌオミーツァン:豚の腸にもち米や落花生を入れて
” 白いソーセージ ” みたいにしたもの。
脖子、ポウズ:あひるや鶏の首の部分
なんかがある。
そして、
大体これくらいが見分けられると、魯味屋に行っても
「 これ何だろう? 気持ち悪るー。 」
とかパニックにならず、クールに食材を選べる。
さあ早速、
近くのミセに買いにいってみると良いゾ。
それから最後に、
この日オレが買ったものを皿にもった写真を載せる。
下の写真を見ただけで、オレが何と何を買ったかを
試しに、ちょっと当ててみてくれ。
- そんなこんなで、
今回は、これにてご無礼 !!
( PCの関係で、ばらばらレポートがアップしたと思う。
ごめんヨ! )
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一昨昨日は、成功大学のトラックで14.5kmJOGをやりました。
一昨日は、ジムでウェイトをやりました。
昨日は、成功大学のトラックで14.5kmJOGをやりました。
今日は、ジムでウェイトをやりました。
ING安泰の国際レースまであと、12日
( 今回が多分最後の入賞チャンス。 )
------ P.S.ハンバーガー屋の話 ------
台南っていう所は、結構古くて田舎なんで
あまり大手ファーストフードチェーン店がない。
吉野屋もなければ、ウェンディーズもサブウェイも撤退してしまった。
しかし、今日から仁徳の家楽福の中に
台湾南部ではここを含めて2店舗しかないという
” バーガーキング ” が開店した。
今まで、ハンバーガー屋は
” モス ” と ” マクドナルド ” しかなかったので、
「 もうちっとデッカイのが食いたいねぇ。 」
なんて思ってた人は、行ってみると良いゾ。
------ P.S.ハンバーガー屋の話おしまい ------