僕とお父さんと、ボクとの約束(1)

2020-04-18 08:36:18 | 童話
僕はご飯を食べるのが遅く、家族みんなが食べ終っても、僕はまだ終らない。
『いつまで食べているの、早く食べなさい。』
と、お母さんにいつも注意される。
そして、
『早く学校へ行かないと遅刻するわよ。』
と、お母さんに毎日注意される。
僕は学校の徒競走では、いくら頑張ってもいつもビリになってしまうし、鉄棒の逆上がりができない。僕は頑張っているが、できないんだ。

僕が友達と学校へ行っている時、友達が
『だれか知らない子が一緒に歩いているけれで、君の友達かい?』
『ううん、知らない子だよ。』
『ランドセルを背負っていないけれで、どこへ行くのかなぁ?』
『そうだね、どこへ行くのかなぁ?』
学校に着くと、その知らない子は居なくなっていた。