食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『闘病記』

2012年08月18日 18時53分04秒 | 癌のこと

私はネットにアップされている、HP形式やブログ形式の『がん闘病記』のようなも

のを時々、読む。現在進行形のもの、休戦中のもの、不幸にして去られた人のも

のと様々な形態があり、沢山の方々が自分の情報を寄せておられる。

自慢話としてアップされるような情報ではなく、多くの方の意志は『同様の人の手

助けになれば・・・』との思いが込められていると思う。

私は読みながら、頷いたり、私は違うと言ったり、時には安心したり、不安になった

りと心の中はカメレオンのように色変わりすることもある。例えば術後にがんの転

移が疑われる結果を受けたり、様々な症状に襲われている方のブログを読んだ

時、『多分結果はいい方向に向かいますから頑張って下さい』とエール送りたい

が、癌との戦は常に『最悪』も卑近に起こることだから、軽々にそうはできない。

これは幾多の人に共通する思いであり、私もそうした思いを持つ一人である。

ブログの中には亡くなる直前まで闘いの様子や心境を綴られたものもある。あまり

にも過酷な痛みに対し『痛みをとってくれるなら死でもいい』とさえ言い切った方も

ある。生の中にあれば幸せとは言い切れない事実も語られている。

端から端まで広げてみると計り知れないほどの情報があり、悲喜こもごもの中から

自分を奮い立たせてくれるものだけを都合よく抜き出すプラス活用も良し、悲の

中にも沢山の学ぶことありそれも良しか。


一時退院の友

2012年08月08日 18時12分08秒 | 癌のこと

リンパ節の癌にかかり先般、入院・手術となった。元々、リンパ癌そのものに

は外科的な手術を伴うような治療が必要との情報として持ち合わせていなか

った。知る限り、化学治療、放射線治療が主体。

また聞きの情報によると『首、顎周辺に腫瘍ができた為、その部分を除去。顎

を動かす神経なども除去されたので、足の方から神経を移殖。しかし、瞼など

の神経は回復できないから、自律できない』

今のところ、固い物を食べるのは困難で、軟食。やはり、手術をするとどうしても

前よりも機能低下は避けられないようだ。手術を受ける前は自覚症状も不便も

全くなかったのに、必要な治療によって現れるダメージを実感すると、本当に

これでよかったと思えるだろうか。実際には癌で緊迫な状況にあっていてさえ

も。病を治癒して生き延びるためには、不便な生活との引き換えでしか為しえ

ていない。

さて、友人は暫くしてから『抗がん治療』のために病院に戻るそうだ。いずれに

しても、副作用の程度により病院でのQOL(Quality Of Life=生活の質)は大き

く異なる。今よりも、すっかり弱ってしまうような副作用のないことを祈っている。


癌になる確率

2012年06月24日 20時01分24秒 | 癌のこと

『癌になる確率は?』

またまた嫌な話を聞いてしまった。私より4~5才若い友人がリンパ節の癌にな

ったと打ち明けてくれた。立ち話でのことだったので詳細は聞けなかったが、リ

ンパ節のがんで咽喉と首らしい。首は触ると小さいシコリがある。

自覚症状は全くなしで、原因が分からないから何度もCTやMRIで検査しやっ

と見つかりPETで他臓器への転移がないと確認された。

来月に手術をするとのことだった。私自身がリンパ節に関する癌のことが分か

っていないから理解不足による、説明ミスがあるかもしれないが、概要はこうだ

った。近年、私の周辺では病気になった、亡くなったという病名の殆どは癌、

思い返してみても癌以外は・・・出てこないのである。

ピンとこないが癌になる人の確率は国立がん研究所のデータによると、こんな

分布になっている。

   男性

 現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.1% 0.2% 0.4% 0.9% 2% 7% 19% 37% 54%
10歳 0.1% 0.3% 0.8% 2% 7% 19% 37%   54%
20歳 0.2% 0.7% 2% 7% 19% 37%     54%
30歳 0.5% 2% 7% 19% 37%       54%
40歳 2% 7% 19% 37%         54%
50歳 5% 18% 37%           55%
60歳 14% 35%             54%
70歳 26%               50%
80歳                

42%

 

女性

 

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.1% 0.2% 0.6% 2% 5% 10% 16% 25% 41%
10歳 0.1% 0.5% 2% 5% 10% 16% 25%   41%
20歳 0.4% 2% 5% 9% 16% 25%     41%
30歳 1% 4% 9% 16% 25%       40%
40歳 3% 8% 15% 24%         40%
50歳 5% 12% 22%           38%
60歳 8% 18%             35%
70歳 12%               31%
80歳                 24%

            データの詳細は  http://www.ncc.go.jp 


禁煙徹底の国シンガポール

2012年06月23日 18時46分11秒 | 癌のこと

『禁煙徹底の国シンガポール』

この国の禁煙は有名なのでご存知の方も多いかと思われるが分かった事と経

談を一つ。

煙草に厳しいらしいとは聞いていたが持ち込みに関税がかかるとか何とかと、

ガイドブックに書いてあった。当時はバリバリのスモーキング・ブギでならしてい

たから、出国前には溜め吸いをして搭乗する。アシアナ航空だったからインチ

ョンでトランジットするにも喫煙室に直行しニコチンの補充。

シンガポール到着前に税関用の申告書を書いたが、どうも煙草のことが気に

なり聞いてみると煙草の持ち込みは駄目だという、多分通関すればいいのだ

ろうが。吸いかけの煙草を持ったまま通関するのは恐ろしい、結局通関前に

ゴミ箱に捨てて入国した。

空港かどこかで買えばいいと軽く考えていたが、店に行ってみても煙草らしき

ものが全くない。ガイドに聞いてみるとコンビニには置いてあるから、着いたら

教えると言われ、それまで我慢を強いられる。

チャイナタウンのコンビニで、お待ちかねーの煙草、マルボロがあったから一

つ購入。支払いはもちろんのことシンガポールドル、15~16ドルくらいだっ

た思う。

それが日本円で幾らかなんてことは問題ではなく、煙草をゲットしたことに安

堵した。よくよく計算してみると約1000円くらいになる。私史上最高の値段だ。

それからフードコート、ホテル、観光地などで煙草を吸う時は大体、屋外もしく

は客と遠のいた場所の喫煙所で吸えた。この時は高級ホテルのリッツカール

トン・ミレニアムに宿泊していたが、タバコ吸いはみじめなもので玄関横にあ

る汚い灰皿を囲む。高級ホテルに似合った灰皿で吸わせろと心の中でつぶ

やく。

オーバーにいうと公衆の面前で煙草はご法度、しかしそんなに不便ではなく、

日本でもこれくらい制限してもいいのかなと、柔軟なお心になった。

しかし、当時も今も気に入らないのは『税は公平であるべき』との原則を守ら

ないで、盗りやすいところからとる(誤字ではありません)姑息な原則がまかり

通っている日本だから、喫煙者寄りの態度をとりたい。国鉄民営化の時に、

職員が民間に移り厚生年金に加入するのに持参金が必要になり、タバコが

値上げされた。

なぜ煙草なんだ過去にも同じようなことばかりではないか、化粧品に税をかけ

ろ、公平性を確保しろ。

近年では東日本大震災の復興資金に煙草の値上げが話題になった。馬鹿

(官僚・政治家)が考えた馬鹿馬鹿しい案はとん挫したが。煙草を吸わなって

2.5年の私の雄叫びだ。

           http://www.gan3.com


腫瘍マーカーSCC=1.5ng

2012年06月21日 18時28分03秒 | 癌のこと

『腫瘍マーカーSCC=1.5ng

先週、受診した腫瘍マーカーの結果を聞きに行った。私は3種類のマーカーを

チェックしているがSCCは一週間後に結果が出る。SCCの正常値は1.5ng以

ということなので、一杯の値だが、いつものこと先生は『多少の上下はよくある

と、長いスパンで上昇傾向になるか様子見しましょう』

前回は1.2ngだったから0.3ngの上昇となり上限値の1.5だが、前回の値が

1.3だったら1.6ngになり上限を越えることになる。上限値に右往左往するよ

り上昇した値に注視すべきかも。何れにしてもできるだけ『脳天気』でいたいと

思う。本日は、朝9時の予約だったが、一番で呼ばれ1~2分の話で終わり治

療費は210円也。


4人に1人は癌で死亡

2012年06月14日 19時02分06秒 | 癌のこと

『4人に1人は癌で死亡』

今日は定期検診の日だった。約3か月に一度の割合で血液検査、その中でも

メインは腫瘍マーカー値の検査になる。そして半年に1回、CT検査を受けてい

る。マーカー値のひとつSCCは来週にならないと分からないので、いつも2週

続けて病院に行っている。

先生の問診の全てについて『異常ないです』と答えられるから幸せなことだ。これ

に対し『年間、何人かの人が嚥下障害(やっと、覚えたことば。飲み込む)、それ

に伴う肺炎なんかで治療する』と言われた。

『先生、最近TVで死亡ニュースが流れると多くが癌ですね』

『おおまかに言って、4人に1人は癌で死亡しますから』

こんな会話を交わし来週に結果を聞きに来るように言われ診察は終了。

1/4ということは癌以外では3/4の人が死亡する。癌以外だから色々な病気を

合計したものだとはいえ、そちらの方が多いのではないか。屁理屈を言おうとし

ているのではない。

どれかの癌と風邪の死亡者数を比べたら風邪の方が多いのかもしれない。

人は風邪では滅多に死なないと思っており、癌だと死ぬ可能性が高い、治癒

が困難と思うだろう。

だから、癌以外で死ぬことの方が多いのに自分はどんな病気で死ぬのかなん

て考えない。癌になったら考えた。

本当に矛盾した話だと思う。そして癌になった人は3か月に1度は癌の検査を

して兆候を掴もうとするが、癌でない人は、癌にかかるかもしれないと真剣に

検査を受ける訳ではない。

もし、私が癌になっていなかったら今でも、『自分は癌にならない』と言い続け

真剣に検査を受けていないのだろう。

何度でも言おう。 『賢者は歴史に学び、愚者は体験で学ぶ』                      

癌の種類

≪脳≫・・・・・・・・・・・ 脳腫瘍

≪口腔・鼻・咽頭・喉頭≫口腔・鼻・咽頭・喉頭・・・・・

          ・・・・・上顎洞癌   舌癌   上咽頭癌   下咽頭癌   喉頭癌

≪呼吸器≫・・・・・・・ 肺癌

≪消化器≫・・・・・・・ 食道癌   胃癌   直腸癌   結腸癌   肛門癌

               肝臓癌   胆管癌   胆嚢癌   膵臓癌

≪泌尿器≫・・・・・・・・腎臓癌   膀胱癌   前立腺癌   精巣腫瘍

≪婦人科≫・・・・・・・ 乳癌   子宮頸癌   子宮体癌   卵巣癌   膣癌   外陰癌

≪皮膚≫ ・・ ・・・・・・皮膚癌

≪骨≫・・・・・・・・・・・ 骨肉腫

≪血液・リンパ≫・・・ 悪性リンパ腫   白血病

≪内分泌≫・・・・・・・ 甲状腺癌

            


アルコールの適量

2012年06月11日 19時38分17秒 | 癌のこと

『アルコールの適量』

以前は一年365日、腹具合が悪かろうが、頭が痛かろうが晩酌を忠実にやっ

ていた。煙草もだ。

その為か否か、不幸にして食道と胃は癌に侵され、とんでもない手術に至った

のは過去の記述通り。そして術後には煙草は不要になり、酒類も控えていたが

最近はたまに飲むことがある。

術後1年以上してから、酒を口にしてみたが味はよくなかった。顔は直ぐに赤

くなる。酔いが急にくるものの直ぐに醒めた感じになるが量は徳利に一本も

いらない。暫くはこんな酒だった。今は時間をかければ缶ビール1本酒少々

で飲んでいる時は、酔っ払って眠いとか疲れたとかはない。しかし、酔いが寝

た後にでてくるようになった。夜中に思い出したように気持ちが悪くなり、頭が

ズッキンズッキンと鳴る。酒を飲めなかった若い時のような状態だ。

最近の適量は缶ビール1本または徳利1本がベスト、これを過ぎるとレッド

カードとなるようだ。酒を飲む周期は不定期だが1~2週間に1度くらいなもの

だから、『酒は百薬の長』の範囲だと思われる。

それにしても、術前との差は何なんだろうかと思う。


癌の告知

2012年06月01日 19時34分52秒 | 癌のこと

『朝ドラ、梅ちゃん先生』

私からみた最近のNHKの朝ドラは当たり外れが大きい。前回の岸和田を舞台

にした、小篠親子の話は久々に楽しく観させてもらった。今回は今の所、可も

なく不可もなくとの採点だ。

20年以上前のことだが丁度、今の筋と同じような場面に私の友人がいた。

周囲の人は肺がんで余命半年くらいと家族に宣告され、本人には知らせない

で欲しいと希望された。こうしたことは家族の事情や想いで辛い決心による

のだから、正しいとかおかしいとか勝手なことは言えない。

しかし、周辺の人へはそれが伝わり、本人だけは知らされていなかった。

本人からすれば、病状は回復とは逆に向っていることは明らかであるのに、

医師の説明はどうも腑に落ちない。私が見舞いに行った時『自分の症状は

癌に違いないと思うが、医者は違う病名を言っている。』と言っていた。

『今頃は癌の告知も本人にするようになったから、きちんと説明があるだろう』

と私は素知らぬ顔をして答えた。こうした状況の中で友人は医師を捕まえて

は本当のことを教えてくれと懇願するものだから、医師は逃げ回るようにし

ていたらしい。

ある時、所謂大名行列で偉い先生が友人を診て『未だ若いから何とかしてや

れ』というようなニュアンスで行列にいる医師に言ったそうだ。友人は目の前

で聞いていた。そうしたことも含めて、自分の病気を癌と確信するのに医師

は否定する。友人にしてみれば癌と分かれば希望が湧く訳ではないが、そ

れに対する短いかもしれない自分の人生設計を家族のために変更しておく

ことを考えていたのかもしれない。

結局、友人は最後まで癌であることを告知されなかった。今は、調査票に

告知の希望有無を回答する蘭があり、最初から本人が対応すればこの話

のようなことはないだろうが、告知のあり方は今後も課題の一つであり続け

るだろうか。

 


癌の歴史は?

2012年05月30日 18時54分14秒 | 癌のこと

『癌の歴史について』

そもそも『癌』なるもの、いつ頃から存在していたのか。日本の医学からすれば、

解体新書なる頃にやっと、臓器の実態について知識として吸収し始めた。手術

をするにしても外科的な治療が主で、内臓の手術などとても、できる状況にな

から、病巣がどのようなものかも外見や触診で判断せざるを得なかった。

この点、西洋医学と呼ばれるものは日本のそれよりは格段に進んでいた。古代

エジプトのミイラづくりにしても、人体解剖なくしては不可能だから、臓器の知識

ずっと昔から持ち合わせていたのだろう。

だから癌のことについても、古くから知られていたのだろうかとネットで調べてみ

と、本まで出版されているではないか。私が疑問に思うくらいだから、そんなこ

当たり前と言わんばかりの情報がある。

その中から

 『古代ギリシャの昔から何世紀もの間,ガンを恐ろしい苦痛を与えてから獲物

むさぼり食うシャンクル (chancre:ラテン語のcancerから派生した「カニ」を意

味する単語)と同一視してきたことが,ガン=cancerの語源になっている』

どうやら、昔から癌は分かっていたらしい。当時から治癒の難しい怖い病気と

て恐れられてきたのに、未だ闘いが続いている。医学も進歩し続けている

が、癌はそれよりも早い速度で変化し続けているのだろうか。


がんとの闘いか、共生なのか

2012年05月20日 21時11分59秒 | 癌のこと

『がんとの闘いなのか、共生なのか』

ブログを始めたのが昨年末、12/26だった。私の食道・胃癌の治療とその後が、

癌という病気で悩んでおられる方やこれから治療という方やらのお役に立てば

と思い始めた。

癌とわかり抗がん剤治療、手術、抗がん剤治療を4か月ほどで終え、以後も癌

に関する治療は投薬も含めてない。

この期間に経験したこと、感じたこと、思ったことの全てとまではいかないにして

も記述してきた。退院後に後遺症らしいと勝手に言っている事象についても同

様に記述してきた。体調も、先生の診断結果も今のところは順調で、他の患者

さんのように忍耐を要する状況でないことは、何にも代えがたい『幸』だと思う。

だが、私は癌から解放されたのではない。かと言って癌と直接的に闘っている

のではなく、休戦中ではなかろうかと思う。癌に関する私の情報は過去のもの、

闘っていないから進行中の新しい情報は殆どない。

こうした状況の中で、日々の私の日常がブログの主になってしまったら、ブログ

を始めた趣旨と異なる。癌の手術をした人が、私のような姿を見て勇気づけら

れるようなことがあれば、それはそれで意義はあると思うが、我田引水か。

            畑 の 作 物

      

  トウモロコシ       収穫前のにんにく     ホウレンソー

     

   小ねぎ          葉レタス、チシャ      メロンとトマト


すい臓がんのシンガポールママ

2012年03月23日 21時59分07秒 | 癌のこと

 2007年、この町で開かれた『八雲国際演劇祭』にシンガポールから参加し

た、 さんは私たちの家で1週間ほどホームステーした。縁あってのこと、そ

れからメル友 になり、私たちはシンガポールに行き再会し、家へも訪問した。

 彼女はいつも私を『otousan』と呼び、妻を『Michie san』と呼ぶ。つながりは続

き、 私が癌で手術した後に仕事で来日することになった。その足でわざわざ

の見舞いに八雲まで来てくれた。そんな律儀ないい娘さんだ。そして何より

もとても親孝行。

 家を訪問した時に色々ともてなして下さったお母さんが『末期のすい臓がん』

と診断された。私が慰めの言葉を持つはずもない。だが、気丈になるしかない

ら空元気で励ます。

 彼女たちには強い信仰がある。その総本山は日本にあり所謂、巡礼はとても

要な意味 を持っているそうだ。お母さんは重篤な状況なのに、それをおして

礼に行かねばとの 思いで一杯。昨日、全てを賭けてでも総本山への巡礼を

択したとメールが届いた。

 私たちは、その際には出かけて総本山で再会したいと伝えていたし、行く手筈

を全て整えていた。本当に、来日していいものか悩むところ、私たちと再会する

約束が反古になるかも知れないと、心配して電話をかけてきた。

 粗方のことは分かったが詳細は分からなかったが、後のメールで全てを理解し

た次第。国は違えど、親が子がそれぞれのことを思いやり、他人でも思いあう

ことは人として外 してはならないものだと思う。

 そんなこんなで来週、シンガポールの娘と母に会いに行くことになった。


腫瘍マーカーは、やはり怖い

2012年03月22日 22時02分27秒 | 癌のこと

  今日は3か月に一度の検診日、そして半年に一回のCT。

 採血、これは腫瘍マーカーの材料となるのでとても重要な意味を持つ。癌に

かかった 人は、5年生存率と闘わざるを得ない、それが一区切りとなる宿命。

癌患者のブログやHPは沢山あり、私も安心を共有したくて訪問している。

あるブログで『定期健診で腫瘍マーカーの結果を待つのは苦痛』とあった。

 私も強気で癌なんぞに負けてたまるか、などとほざいているが、やはり気にな

る。だ から怖い。

 腫瘍マーカーSCCの結果は今日は出ないので一週間後に聞きに行くことに

なる。仮にその数値が基準値と少しでも外れていると、『癌が再発、転移?』

などと考えざるを得ない。本当は、体調や体質により左右されて数値がぶれ

てしまうことも度々ある。と、分かっていても気弱にならざるを得ない。

そして、また強がりながら日々を過ごす。

CTを受けると約7msvの放射線を浴びるらしい。我が日本国の政府曰く『年

間被爆量は1msv以下』だとか。癌にかかった爺さんは、年間許容被爆量を

大きく逸脱しているのにいいのか?、

 厚生省でも原発管轄の通産省でもいい、答えてくれ。あなた達の言い分は

二枚舌よりも多い三枚舌ではないのか。


炭炬燵のすすめ

2012年02月17日 21時30分00秒 | 癌のこと

自然爺の活力源 自作の山小屋ライフ紹介

  http://www.megaegg.ne.jp/~yakumo/

 

 

4年前、家をリフォームした。我が家は筑後40年近くになり、台所以外の水

回り、屋根、外壁などのリフォームは細目にしていた。台所は狭かったので

拡張と電化に踏み切った。工事を終え秋口になり炭焼きが始まった頃、急

に木炭炬燵を思いつき、大工さんに頼み込んだ。

ところが昔はどこの家にもあった炬燵の『窯』がないのだ。古めかしい木炭

炬燵は姿を消しエアコンや電気炬燵などに変わった。

手を尽くしやっとのことで窯を探しだし、完成したばかりの台所のフローリン

グに穴を開け炬燵づくりの大工さん、『本当にいいですか?』

こたつの櫓は勿論、私の手作り。0.9mX1.8mの大きさ。炬燵台はキッチ

ンテーブルを分解したものを使用、大きいので孫たちが来てもここで食事が

できる。

炬燵が要らなくなると再びテーブルに作り直し、椅子との組合せに戻る。

火を使うので火災に対する注意を怠らなければ、温かいし経済的だ。

いつも温かいので、何をするにも炬燵で、TVPCも何もかも。

 唯一の欠点は、ここから抜け出せなくなること。

 

 

『ためしてがってん!腱鞘炎』

手術後に色々な後遺症と思われることが起きた。その一つ、くすり指を曲げ

にくく極ごくたまに戻す時にカックンとなることがある。最初は第二関節が腫

て、指の付け根あたりと共に痛かった。温かくなり段々と和らぎ、夏場は指

のことを忘れていたが腫れも引いていた。寒くなり、また症状が出てきた。

朝に曲がり難いが徐々に回復していくことの繰り返しで、総じて温めるといい

うに感じる。

先日のNHK TV 【ためしてがってん】で腱鞘炎のことを放送してたが、症状

よく似ていた。私は同じ病院内の整形外科で診察して貰い、X線、MRI

で撮って調べられた。腫瘍などがないかの検査を含め、特に異常なしで原

因不明の内に温かくなり通院を止めている。

元々、こんな症状はなかった。丁度、術後というタイミングに出てきたのか、

の後遺症なのか、結局は分からない。

 


ヌートリアに花壇を襲われる

2012年02月05日 19時59分53秒 | 癌のこと

自然爺の活力源 自作の山小屋ライフ紹介

  http://www.megaegg.ne.jp/~yakumo/

 

 

ヌートリアが自治会の花壇に植えた、葉牡丹を食べてしまうために、電気柵

設置し被害を免れていたが、先日来の雪の為に暫くの間、通電せずにい

た。雪を被ったり葉牡丹などに線が触れると、電流が流れっぱなしになりバ

ッテリーがすぐにあがってしまうからだ。

葉牡丹が雪に埋まっている間はよかったが、昼に雪が溶け葉牡丹が顔を出

した夜にヌートリアお出ましになり、すっかり食い荒らしてしまった。

彼らにも生活があるからな・・・・と諦めたり、腹を立てたり・・・・・

また、通電しておいたが明後日からまた雪とか。

 

 

『これも癌?』

術後一年くらいはあれこれと考えることはなかったが、たとえばちょっとお腹

痛くなったりすると『癌?』なんて思ったりする。喉が痛くなれば喉頭がん、

舌がヒリヒリしたりすると舌癌?てな具合。

本気で思ってるのでないが、これも癌を恐れている証なのだろうか。

私が受けているのは胃・食道関係の癌の検査だけだから、他のものは検査

受けていないことになる。だから、癌に結び付いてもおかしくないが、癌に

かかる前にはそんなことを思いもしなかった。

 


ミニ箪笥の材料加工

2012年02月04日 19時28分28秒 | 癌のこと

自然爺の活力源 自作の山小屋ライフ紹介

  http://www.megaegg.ne.jp/~yakumo/

  

概ね、いい天気だった。たまーに、チラホラと白いものが落ちた程度で、日

も見られた。昨日から開始したミニチュア茶箪笥の材料つくり。

作品は、高さ30cm、幅が24cm、奥行きは僅か7cmと小さいものだから、縦

は僅か8mmほど。これに板をはめ込むために3mmの溝を掘る。

その板を作るのも、機械だけど普通の方法では裂けたり割れたりするから、

心の注意と、やり直しの繰り返しを余儀なくされる。

一日でできる仕事は、ほんのすこーしだけ。

 

『暇つぶし』

術後にこれといって不都合を感じなくなり、その体調に慣れてくると、身体を

したくなるが、病院の中ではすることもない。運動がてら6階から1階に

あるコビニまで階段を歩いて行くのが日課、帰りは屋上まで上がり部屋に

戻る。これとて、直ぐに終わってしまう。

風呂は自分で時間を決めるから、午前に一度、夕方に一度。これとて、1日

長い時間の内では僅か。

入院生活の友は、2000pcsのジグソーパズルに明け暮れ3セット完成したが

薄墨桜は柄が同じようなもののため、ギブアップ。

しかし、この仕事は肩こりのある人には向かないと思う。同じ姿勢で力は要ら

いが何故か結構、肩こりをする。私は肩こりなどしない方だが、腰も肩も痛

くなる。ジグソーパズルの他にはクロスワードパズル、80cmもある戦艦大和、

ンダムのプラモデルも作った。

PCを持ち込みこれも使うが、LANはもう一つ高いランクの個室しかないので

ネットにつなげず不便だった。もし、接続可能だったらもっと充実した入院ラ

ができたと思う。


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