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グアンタナモ基地のウイグル人釈放命令凍結についてニューヨークタイムスが社説で批判

2008-10-15 00:14:42 | ニュース

日本のウェブ上マスコミではグアンタナモ基地に拘留されているウイグル人17人に対してのワシントンDC連邦地裁の釈放命令がホワイトハウスによって凍結されたことが全く報道されていない。(釈放命令については報道)

この釈放凍結についてはgoogle newsによると英語メディアでは1,000近い新聞などのニュースサイトがつたえている。
そして、11日にはニューヨークタイムスが社説でグアンタナモのウイグル人釈放凍結を批判した。

NYT社説 10月12日
http://www.nytimes.com/2008/10/12/opinion/12sun2.html

社説ではブッシュ政権が17人のウイグル人は敵性戦闘員でもテロリストでもないことをずっと以前に認めていたことを書いている。
興味深いことに国務省はウイグル人の何人かをアメリカに入国させることは他の国々を励ますと主張したとある。しかしながらホワイトハウスが拒否したのである。
6月に米国最高裁はグアンタナモの被拘束者はヘイビアス・コーパスの原則のもとにある権利を有すと判断した。
ヘイビアス・コーパスとは不当に人身の自由が奪われている者の身柄を裁判所に提出することを求める令状(人身保護令状)のこと。
ウイグル人は人身保護令状を請求した。そしてワシントンDC連邦地裁裁判長が釈放命令を出した。
ところがブッシュ政権はウイグル人たちの「脅威」を主張して控訴審裁判所からの釈放一時停止命令を出した。
一方でブッシュ政権はウイグル人受け入れの国々を探している、それは台湾を承認している国々、ブルキナファソ、ベリーゼ、パラオ、ツバル、マーシャル諸島などであるという。
人権団体はブッシュ政権がどこかの国にウイグル人を移送するための時間稼ぎに命令を行ったのではないかと疑っている。

最後にニューヨークタイムス社説子は結論している。

「ブッシュ政権がこのようなことをすることは許されてはならない。上級裁判所はウルビナ裁判長の決定を確認しウイグル人被拘束者をアメリカ合衆国への入国を許可するべきである。政府の反対提案、もしもウイグル人たちが何処へも行くことが出来ないのであれば、グアンタナモにいつづけるべきだ、というのは政権の他の主張よりももっと馬鹿げている。」

「ブッシュ政権はウイグル人が街頭で反アメリカ政府のデモをすることを恐れてはいない。マイクを持つことを恐れている。」

最後の"take to microphones"はウイグル人が放送で中国批判を目立ってやる事のことでしょうか、私の英語力では分かりません。どなたかご教示願います。

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